映画『大脱出』
今回は2大主人公の存在感がスゴイ脱獄アクション映画『大脱出』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
映画『大脱出』の基本データ
あらすじ
あらゆる監獄から脱出を繰り返す「脱獄のプロ」にしてセキュリティ・コンサルタントの肩書をもつ「レイ・ブレスリン」の元に新たな依頼が舞い込んできた。いつもとは一風変わった内容に違和感を覚えつつも依頼を受けるブレスリン。しかし彼が収容された刑務所は脱出不可能とされる非合法施設だった。脱獄を計画するブレスリンの前に現れる謎の男「ロットマイヤー」。狡猾に計画を妨害する所長「ホブス」。あらゆる思惑が交差する監獄から、ブレスリンは無事に脱出することはできるのか。
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- アクション
- サスペンス
- 脱獄
- クライム
タイトル:『大脱出』
原題:『Escape Plan』
原案・脚本:マイルズ・チャップマン
監督:ミカエル・ハフストローム
製作:マーク・キャントン
ランドール・エメット
レミントン・チェイス
ロビー・ブレナー
ケビン・キング=テンプルトン
製作総指揮:ジョージ・ファーラ
マーク・スチュワート
ザック・シラー
アレクサンダー・ボーイズ
ニコラス・スターン
ジェフ・ライス
ブラント・アンダーセン
出演:シルヴェスター・スタローン
アーノルド・シュワルツェネッガー
ジム・カヴィーゼル
ファラン・タヒール
エイミー・ライアン
サム・ニール
ヴィンセント・ドノフリオ
ヴィニー・ジョーンズ
制作国:アメリカ
上映時間:115分
公開:2013年
関連オススメタイトル
「シルベスター・スタローン」と「アーノルド・シュワルツェネッガー」のキャスト共通点から映画『エクスペンタブルズ』をチョイス。
参考記事
評価★★★★
理不尽な環境に押し込められた主人公の大脱出劇。
設定は優等生。収監される刑務所がかなり精巧に表現されており、知略を巡らす敵キャラの狡猾さも濃く、主人公は圧倒的不利な状況に追い込まれていきます。そこからどう脱出するのか想像を膨らませていくシーンが丁寧で、「脱出もの」のお約束といえるファクターを注意深くなぞっていました。
ストーリー面は優秀な設定を活かしているものの、少しサプライズに欠けた印象を受けます。つまらない訳ではありませんが、想像を越えていかず、どこか物足りない。タイトルや設定から想像できるものを過不足なく見せてくれるので、評価は視聴者の期待値次第ですね。
キャラクターは起用しているキャストのおかげで、非常に存在感があります。「シルベスター・スタローン」と「アーノルド・シュワルツェネッガー」というネームバリューが大きすぎて、話題性はかなりのもの。緻密な脱獄計画を立てるブレスリンと、その計画を理解して柔軟に立ち回るロットマイヤー。インテリ派な設定のわりには画面の筋肉比率はかなり高かったです。ガンアクションから格闘まで力強い動きが多く、設定の魅力と画面の映え方は高水準でした。
最終的な感想としては、脱出ものとしての「そうあってほしい」という勘所を抑えたストーリーを、恵まれたキャストでワンランク昇華させた脱獄アクションという印象。キャストのファンだけではなく、少しでも設定やタイトルに惹かれた方は、十分満足できるクオリティの作品です。
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