今回はマンガ『Re:Monster』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました(原作小説は既読です)。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『Re:Monster』の基本データ
マンガタイトル:「Re:Monster」
原作:金斬児狐
作画:小早川ハルヨシ
小説
「アルファポリス-電網浮遊都市-」掲載
タイトル: 「Re:Monster――怪物転生鬼――」
著者:金斬児狐
イラスト:ヤマーダ
装丁・本文イラスト:NAJI柳田(暗黒大陸編より)
「小説家になろう」掲載
タイトル: 「Re:Monster――刺殺から始まる怪物転生記――」
著者:金斬児狐
あらすじ「食べて、強くなって、食べる。『弱肉強食』ゴブリン転生」
前世である女性に刺殺されてしまった主人公は、ゴブリンとして異世界転生。
最初は戸惑いつつも前世から所有していたESP能力『吸喰能力(アブソープション)』によりどんどん進化していき、弱肉強食の世界を生き抜いていく。
こうして主人公「ゴブ郎」の新しいじんせ……ゴブ生が始まる。
オススメ視聴者層
- 「怪物主人公」好き
- 「異世界転生ファンタジー」好き
勝手に関連オススメタイトル
小説 or アニメ or マンガ「オーバーロード」
主人公が「モンスター」寄りなところから。コチラは転生じゃないし、読み味も大分違いますが。
小説 or アニメ or マンガ「ゴブリンスレイヤー」
「ゴブリン」繋がりですが、ちょっとした共通点としてキャラクターの呼び方も挙げられます。
マンガ「デスノート」
文章が多いから()。
ここが見どころ
主人公を中心とした「強くなっていく」爽快さ
最近の異世界ファンタジーのライトノベルらしい「スキル」による分かりやすい強さ。それがどんどん追加・強化されていく光景が気持ちいい。
当然敵もどんどん強くなり苦戦していくわけですが、「最後には主人公が勝つ」という安心感が大きく、あんまりストレスを感じずに読み進められます。
「進化」という非常にワクワクするシステムがあることも高ポイントです。
戦いだけじゃない「文化づくり」
生活品質の改善や移動手段の開発といった「戦い以外」の部分も、異世界転生ファンタジーの醍醐味。
そのあたりも前世の知識を活用しつつ、主人公のスキルでうまい具合に進化させていきます。
食や入浴といったところは一番分かりやすいですね。
前世知識定番としては「入浴文化」「酒」「基礎教養」が扱いやすいのかなと思います。
「水車」なんかも結構登場しますが、実際作るとなると難しいでしょう(脱線)。
総評★★★★「序盤はおもしろいが、長く読むには人を選ぶ」
最初のスキル取得からどんどん強くなっていく流れがおもしろい。
この辺りの爽快感は近年のライトノベル感が強いですね。
最初の数巻はワクワクする展開の連続で、評価は素直に★4以上。
ただ話が進んでいくと「主人公が強くなりすぎ」「同じような展開を見た気がする」といった空気が濃くなってきます。このようなマンネリ化が少々気になります。
出だしから数巻は気にせず読めますが、飽きがこないような工夫を凝らすのが遅れしまった印象。
とはいえ根強いファン(私や友人とか)も多いため、マンネリ化しそうというのはあくまで「個人の感想」に留まります。ゲーム化もしてますしね。
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