映画『キャットウーマン』
今回は映画『キャットウーマン』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)
評価★★★
キャラクター ★★★
ストーリー ★★★
アクション ★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- アクション
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- ダークヒーロー
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- 悪役
映画『キャットウーマン』の基本データ
タイトル:『キャットウーマン』
原題:『Catwoman』
監督:ピトフ
製作:デニーズ・ディ・ノビ エドワード・マクドネル
製作総指揮:アリソン・グリーンスパン
ベンジャミン・メルニカー
マイケル・E・ウスラン
キャラクター創造:ボブ・ケイン
原案:テレサ・レベック
ジョン・ブランカトー
マイケル・フェリス
脚本:ジョン・ブランカトー
マイケル・フェリス
ジョン・ロジャース
撮影:ティエリー・アルボガスト
音楽:クラウス・バデルト
出演:ハル・ベリー
ベンジャミン・ブラット
シャロン・ストーン
ランベール・ウィルソン
フランセス・コンロイ
上映時間:104分
制作国:アメリカ
公開:2004年
関連オススメタイトル
派生元の『バットマン』作品よりチョイス。
あらすじ「第二の人生は猫のように」
芸術家の夢をもちながら、現実社会の重圧につぶされそうな広告デザイナー「ペイシェンス・フィリップス」。会社の重大な機密を知ってしまったことで命を落とすペイシェンスだったが、不思議な力により強靭な肉体と第二の人生を手に入れる。
猫のように俊敏に、猫のようにしなやかに。今夜も「キャットウーマン」が黒く染まった街を駆けていく。
ココが見どころ
シンパシーを感じやすい抑圧された人間性
猫のようなしなやかな動きが特徴的なアクション作品ですが、魅力的に感じるのは主人公の背景。一般的に善良な感性をもっていても社会生活がままならないこともあり、葛藤を続ける彼女の姿に感情移入しやすい。その抑圧されていた感情を解放すると同時にアクション要素も回転しはじめ、ストーリーはわかりやすく馴染みやすかったです。派手さこそありませんが、同調しやすい良い設定でした。
総評★★★「アクション映画としては物足りない」
善良な性格が社会に適応するとは限らない。社会ストレスに悩む人の多い日本でも馴染みやすいテーマだと思います。息のつまりそうな社会と適応しづらい性格、それらを天秤にかけたような嫌なストレスのかけ方をしてきます。
欲望が解放される爽快感はありますが、ストーリーのテンポが悪く今一歩という印象。化粧品の広告の「before」「after」ような気分のよろしくない映像や、敵キャラクターの魅力が薄い点も痛手。肝心のアクション部分も「猫らしさ」を除けば魅力が薄く、アクション作品としての評価は伸び悩みました。
設定が弱く、キャラが弱く、アクションも弱い。恵まれたタイトルに対してパワーが足りず評価は★3。至るところで勿体ないと感じる点が残ってしまい残念。
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