シリーズアクション映画『ボーン・アイデンティティー』あらすじ感想評価

ボーンアイデンティティ オススメ紹介
ボーンアイデンティティ

映画『ボーン・アイデンティティー』

今回は映画『ボーン・アイデンティティー』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『ボーン・アイデンティティー』の基本データ

タイトル:『ボーン・アイデンティティー』
原題:『The Bourne Identity』
監督:ダグ・リーマン
脚本:トニー・ギルロイ
   ウィリアム・ブレイク・ヘロン
出演:マット・デイモン
   フランカ・ポテンテ
   クリス・クーパー
公開:2002年
制作国:アメリカ
上映時間:119分 

原作:ロバート・ラドラム
『暗殺者』

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おすすめ視聴者・読者層キーワード

  • アクション
  • カーチェイス
  • 小説原作
  • シリーズ作品
  • 記憶喪失

あらすじ「記憶を失った男『ジェイソーン・ボーン』のルーツを探す旅」

荒れた海を航海していた漁船がボロボロの体の男が救助する。懸命な介抱により男は一命をとりとめたものの、過去の記憶を一切失っていた。手がかりとなるのは自らの体に隠されていた銀行口座番号のみ。
己の過去を知るために引き出した貸金庫に入っていたものは、複数の偽造パスポートと様々な種類の紙幣。そして一丁の拳銃だった。

ココが見どころ

キャラクター、ドラマ、アクション全て揃いぶみ

卓越した言語能力。記憶喪失になっても失われなかった戦闘技術。そして己の能力に戸惑う記憶を失った人物としての葛藤など、しっかりとキャラクターの魅力が語られています。
「自分の正体を知る」という明確な目的設定がされているので、分かりづらい行動にも手がかりが隠されていることが窺え、ストーリーも理解しやすい作りになっていました。

ジャンル的にはアクション映画に分類されますが、「アクション」ジャンルとしてのおもしろさよりも、記憶を失った人間の葛藤が主軸に据えられて物語が展開していきます。
この葛藤が共感・想像できるように配慮された構成と、それを見事に演じきった役者の演技力も素晴らしかった。

もちろん「アクション」ジャンルとして観てもまったく力不足を感じないほど高品質。緊張感あふれる格闘アクションや、スピード感のあるカーチェイスなど豊富なバリエーションが揃っており、記憶の手がかり集めなどと合わせて緩急もつけられているので最後まで飽きはまったくありませんでした。

総評★★★★★「明確なドラマ性と重厚なアクションの合わせ技」

2002年公開なので20年前の作品ですね。シリーズタイトルとなりましたが、一作目にふさわしい高クオリティのアクションで明確なストーリーの目的を示しました。
「記憶を失った男のルーツ探し」という調理を間違えると視聴者が迷子になりそうな材料をしっかりと味付けし、洋画アクションらしい「お約束」のような味わいも感じられます。

能力的には「凄腕の殺し屋による無双もの」のように感じるところもありますが、綱渡りのような戦闘描写があったり、記憶喪失による葛藤で弱さも表現されたりしています。爽快なアクションではなく、視聴者に想像させるドラマ性と重厚なアクションを兼ね備えた作品として期待して観ると良いでしょう。連続する爆発シーンのようなど派手なアクションを期待すると、ちょっと物足りないかもしれません。
最初から目を離せず、視聴後にはしっかりと満足感が得られたため評価は★5とさせていただきます。

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