映画『ドアマン』
今回は女性主人公のアクション映画『ドアマン』を紹介。
あらすじやキャストなどの基本データ、評価をざっくりとまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
出演者やジャンル、満足感などいろんな視点から見た関連作品も紹介しているので参考にしてみてください。
この作品は
「子どもに弱いけど、悪人には容赦しない主人公」が好きな方
にオススメです
この作品が含む要素やジャンル
・女性主人公
・アクション
・閉鎖空間での戦闘
→似た傾向の作品や、関連タイトルも紹介しています
ざっくり作品紹介
タイトル:『ドアマン』
原題:『The Doorman』
監督:北村龍平
脚本:リオール・シャフェッツ
ジョー・スワンソン
デボン・ローズ
出演:ルビー・ローズ
ジャン・レノ
アクセル・へニー
伊藤英明
ルパート・エヴァンス
制作国:アメリカ
上映時間:97分
公開:2021年
ざっくりあらすじ
要人護衛任務に失敗し、戦場の一線から退くことになった「アリ」は親戚の紹介によりビルのドアマンとして働き始める。改装中でほとんど入居者がいないビルで少しずつ仕事に慣れようとするアリ。しかし彼女が知る由もない”ある理由”により、ビルは強盗団の襲撃にあってしまい……。
ざっくり評価レビュー
★3 主人公の人柄に惹かれるけど、パンチは弱め
元海兵が大切な人を守るためにトラウマを乗り越え、非常な強盗と激戦を繰り広げるアクション映画。コメディ描写はほぼなく硬派な内容ですが、子どもに弱い主人公の人柄のおかげかギスギスした印象は受けませんでした。改装中のビルという閉鎖空間を活かした設定やストーリーの下地はとてもよく、導入から引き込まれした。アクションシーンは可もなく不可もなくですが、複数の伏線が理解しやすく配置されている点はアクション作品として強い長所。伊藤英明さんも出演されており、日本人でも馴染みやすい作風になっていると思います。
ただ序盤の入り方は良かったのですが、最後まで通して観るとパワー不足を感じてしまいます。とくにストーリー部分は違和感が多く、大まかな設定がよかっただけに残念でした。ストーリーを進めるために用意された失言やマヌケな演出がとにかく目立つ。”ご都合主義”は創作につきものですが、ふり積もってしまうと無視できない違和感が生じてしまいます。「小さいことは気にするな!」と言える爽快感や、細部に意識が向かないくらいに作り込みがされていれば良かったのですが。回収されていない伏線もあり、神経質な方だと尚更気になってしまうでしょう。
主演のルビー・ローズさんの不思議な色気をもった演技や、子どもに弱い表情の作り方が良かっただけに「もったいないなぁ」と感じてしまう、そんな作品でした。
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