ホラー映画『シャイニング』
今回はホラー映画『シャイニング』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分に触れない程度のネタバレを含みます)
評価★★★★
キャラクター ★★★
ストーリー ★★★★
設定 ★★★★
ホラー ★★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- ホラー
- 超能力
- サスペンス
- 家族
映画『シャイニング』の基本データ
タイトル:『シャイニング』
原題:『The Shining』
監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック
ダイアン・ジョンソン
製作:スタンリー・キューブリック
製作総指揮:ヤン・ハーラン
出演:ジャック・ニコルソン
シェリー・デュヴァル
スキャットマン・クローザース
ダニー・ロイド
公開:1980年
上映時間:119分(国際版)
制作国:イギリス
アメリカ
原作:小説『シャイニング』 スティーヴン・キング
(原題: The Shining)
関連オススメタイトル
『シャイニング』の40年後を描く続編映画。
あらすじ「猛吹雪に閉じ込められたホテル。居るのは家族3人だけのはず」
雪深い冬の間ホテルの管理を任された小説志望の「ジャック」は、家族を引き連れ山上のホテルを訪れる。ジャックと妻「ウェンディ」、息子の「ダニー」。猛吹雪により隔離され三人だけが生活しているはずのホテルで、正体のわからない何者かの存在により彼らの心は蝕まれていく。
ココが見どころ
音で支配する恐怖心
特別派手なものを使っているわけではありませんが、やはりホラー映画において音は重要。本作においては明るいシーンと暗いシーンをメリハリ良く分けるのではなく、作品を通して不安を掻き立てるような音を用意しています。雪をギュッギュッと踏みしめる音。ボールで壁当てする反響音。演出によってはBGM以外にも不思議と不安を感じさせる音ってありますよね。重要なシーンを挟みながら似たようなBGMを繰り返されることで、終わらない不安を与える狙いもあるかもしれません。
「3人以外にいないはずのホテル」という舞台も、敏感に音を感じ取りやすい環境なので尚更相性が良いですね。
総評★★★★「複線を理解できなければ冗長で古い」
不安を煽るためか間延びした演出が多く中だるみを感じました。複線を張っているのに気づかないのか、結論を急ぎ過ぎる性格ゆえなのか分かりませんが、少し受け入れ辛かったです。「自分たち以外に人がいる」と夫に訴える妻ですが、息子を一人放置して行動するところにも性格の矛盾を感じます。
密室からの脱出もリアル視点では説得力が弱く、「シャイニング」といった超能力周りのファンタジー要素から捕らえるにも不明点が多過ぎます。
この作品を高く評価できるのはちゃんと複線を整理して理解できる方か、繰り返し視聴した方でしょう。もしくはホラー作品として単純に楽しめた方。
私には伏線を理解することはできませんでしたが、単純にホラー作品として高評価だったため★4とさせて頂きました。この上で他の方の意見を聞いて「このシーンはこういう意味だったのか」と楽しめるのも作品の魅力ですね。
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