梅酒が美味しい季節になりました。
じっくりと漬け込んだ自家製の梅酒を美味しく飲んでいる方もいれば、手っ取り早く市販のものを飲んでいる方もいるでしょう。
私はこらえ性がないので市販のものを飲んでいます。
美味しくて満足していますが、手製の梅酒も飲んでみたいものです。
今回はそんな美味しい梅酒の効能について書いていきます。
健康に良くて美味しい梅酒で、夏を乗り切りましょう。
以前に「梅の花」についての記事も書いていますので、ご興味がある方はそちらもどうぞ。
梅酒の効能
疲れを回復させる
梅酒のもつクエン酸、ビタミン、ミネラルは疲労回復効果があります。
特にクエン酸は有名で、疲労の元となる乳酸を分解してくれます。
これから本格的な暑さが到来するので、夏バテ対策の大きな味方です。
何事も飲み過ぎは良くないですが、梅酒を武器にこれからの暑さを乗り切りたいですね。
殺菌効果
梅酒のもつクエン酸は胃の粘膜を強くし、細菌の繁殖を抑えます。
梅酒というより「梅干し」の方が効果が想像しやすいですね。
おにぎりの定番のおかずだったり、日の丸弁当の主役だったりと、食中毒対策のエキスパートです。
食欲を増進
梅に含まれる酸味が唾液や胃液の分泌を促し、食欲を増進させます。
夏場の食欲が減退する時期に嬉しい効果です。
カテキン酸も含まれているので、腸内環境を整えつつ下痢の予防にもつながります。
食前酒として飲んでみるといいかもしれませんね。
血行促進!
アルコールによる血行を良くする効果があります。
冬の寒い時期に冷え性で悩んでいる方には、比較的飲みやすいお酒なので良い対策になります。
夏場は暑いので関係ないかと思えば、冷房の効きすぎに悩む方もいらっしゃるでしょう。
リラックス効果もあるのでぜひ試してみてください。
眠るために
アルコールの効果で寝つきやすくなります。
アルコールが中枢神経に云々、という話は長くなるので控えますが、アルコールの眠りを促す効果は皆さんご存知ですね。
リラックス効果もあいまって気持ちよく睡眠できるかと思いますが、くれぐれも飲み過ぎや、アルコールに頼りきった睡眠は控えて下さい。
飲酒量がどんどん増えると健康を損ないますし、アルコールの飲み過ぎで眠ると睡眠の質を落とすという研究結果も発表されています。
また、飲み会の席で寝落ちすると他の方の迷惑になります。社会的地位の健康も保ちましょう。
みんながお酒を美味しく飲むために、節度のある飲み方を覚えるのが大事です。
蛇足「梅の起源」
過去記事にも少し書きましたが、梅の存在が最初に確認されたのは4000年前。紀元前2000年頃の中国の文献に「塩梅」という名前で記されていました。
中国から日本にやってきたのは弥生時代。
単純に鑑賞用として親しまれていたのと、漢方用にも利用されていたようです。
そこから長い時を経て、梅酒として飲まれるようになったのは、江戸時代になってからだと言われています。
以前に「梅の花」について記事を書きましたが、人との歴史が長い植物ですね。
今後も見る「梅」として、または食べる「梅干し」として、あるいは飲まれる「梅酒」として、姿を変えつつ私たちと時を重ねていくでしょう。
今日も暑いので梅酒を食前酒に頂きつつ、これからの夏本番を乗り切りましょう。
ではでは。
コメント