花言葉は「小さな幸せ」「元気いっぱい」。菜の花(ナノハナ)の物語

花言葉は「小さな幸せ」「元気いっぱい」「快活」です。

今回は菜の花、正しくはアブラナのお話です。

基本データ

学名

Brassica rapa

和名

菜花

英名

「Field mustard」など

科名

アブラナ科

属名

アブラナ属

開花時期

2~3月

花言葉

「小さな幸せ」「元気いっぱい」「快活」「競争」「豊かさ」など

花色

菜種(黄)色、白など

花名の由来

先に説明してしまうと、今回メインとして説明するのは「アブラナ」という植物です。

ナノハナ(菜の花)は「食用の花」という意味で、アブラナ科の食べられる花がそう呼ばれます。

具体的には小松菜、水菜、ブロッコリー、キャベツ、大根の花も「菜の花」ですね。

「菜の花」と聞くと黄色を連想しますが、大根なんかは白色や紫色の花を咲かせます。

大根の画像


用途によって呼び名が変わり、切り花などの鑑賞に使われる場合は花菜(ハナナ)。食用の場合には菜花(ナバナ)と呼ばれます。

英名は「Field mustard」を始め複数の名前を持っています。ちょっとブラックな意味を持っているため、本記事での紹介は控えます。

燃料としての菜種油

提灯の画像

菜の花の種から作られる「菜種油」は、江戸時代頃には灯火の燃料として使われていました。

もともと食用としても育てられてはいましたが、食用の「油」として使われるようになったのも燃料と同じ江戸時代からです。

「菜種色」は鮮やかな黄色

菜の花畑の画像

ナノハナの鮮やかな黄色は「菜種色」または「菜の花色」と呼ばれます。

一面に咲く菜の花畑をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

ちなみに「菜種油色」というものもあり、こちらは「菜種色」よりも少し深い黄色です。

菜種油の健康効果

食用の菜種油にはいろいろ健康効果があります。

  • ガン予防
  • 生活習慣病の予防
  • 動脈硬化の予防
  • アンチエイジング効果
  • 美肌効果
  • 腸内改善

サラッと簡単にあげましたが、非常にメリットが多い油です。

ただ過剰摂取すると心臓障害などの悪影響を及ぼすとされており、アメリカでは一時期禁止されていました。

何事も「やりすぎは禁物」ですね。

食用としてナノハナ

ナノハナは春の食材として有名で、その独特の香りとほろ苦さで古くから人気があります。子どもには人気はなさそうですが。

私は香りが口の中から鼻にスッと抜けていく「天ぷら」が好きです。

基本的な食べ方だと、和え物やおひたし。卵と一緒に炒めても美味しいです。パンにつけて食べるのも良いですね。


名前の由来の通り、食用としての歴史がふるい植物なので食べ方は無数にあります。

ついつい食用の話ばかりしてしまいましたが、菜の花畑からイメージできるようにとても綺麗な花なので、観賞用としても大事にしていきたいですね。

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