花言葉は「愛の訪れ」。神の酒から咲いた愛の花アガパンサス

アガパンサスの画像

今回の花はアガパンサス。

花言葉は「愛の訪れ」「恋の訪れ」などです。

基本データ

学名

Agapanthus africanus

和名

紫君子蘭

英名

African lily

科名

ヒガンバナ科

属名

アガパンサス属

開花時期

5~7月

花言葉

「愛の訪れ」「恋の訪れ」「ラヴレター」「知的な装い」「誠実な愛」「愛しい人」など

花色

白、青、ピンク、紫など

花名の由来

君子蘭の花の画像
君子蘭の花

アガパンサスも多くの花と同様に、ギリシャ語に由来します。

「アガパンサス(Agapanthus)」は愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が合わさった言葉です。

和名の紫君子蘭は「君子蘭」の花に容姿が似ていることから付けられました。

君子蘭も非常に人気の高い花ですが、種別としての関連性はありません。

ヒガンバナ科の花なので、以前に書いたヒガンバナの記事も参考に↓

神の酒とアガパンサス

雫の画像

アガパンサスが愛の花と呼ばれるようになったのは、ギリシャ神話に由来します。

ギリシャ神話において有名な万能の神「ゼウス」には「ヘラ」という妻が居ました。

しかし神話においてよくある話ですが、ゼウスは恋多き困った神でした。ヘラの侍女である「イリス」に恋をしてしまったのです。

ゼウスに言い寄られ困り果てたイリスはヘラに「ゼウスのいない何処か遠くに逃げたい」と相談しました。

それにヘラは応えイリスに神の酒をふりかけることで、イリスは虹の神となり空を自由に飛んで逃げることが出来ました。

このときに振りかけた神の酒が地上にこぼれ、そこから咲いたのがアガパンサスです。


今まで記事にしてきた花だと女性が姿を変えたといわれる逸話が多いのですが、今回はお酒の雫から咲いたというお話です。

非常に珍しいケースですね。

アガパンサスの花言葉

同じ花でも多くの色を持っている花があります。

たとえばチューリップには赤やピンク、黄色、白など多くの花色があり、それぞれ個別の花言葉があります。

過去にチューリップの記事を執筆していますので参考にどうぞ↓

アガパンサスにも多彩な色がありますが、個別の花言葉はありません。どのような色でも同じ花言葉になります。

「愛の訪れ」や「ラヴレター」といった愛に関係するものが多いのは、上に述べた通り愛の花に由来するからです。

コメント