花言葉は「戦い」「勇敢」。戦いの中で生まれた『アキレア』の由来

ノコギリソウの画像

今回の花は『アキレア』

花言葉は「戦い」や「勇敢」などです。

基本データ

学名

Achillea alpina

和名

鋸草(ノコギリソウ)

英名

『Yarrow』、『Milfoil』

科名

キク科

属名

ノコギリソウ属

開花時期

5~9月

花言葉

「戦い」、「勇敢」、「治癒」など

花色

赤、ピンク、白、黄など

アキレアの由来①英雄『アキレウス』と『ペンテシレイア』

ノコギリソウの画像

アキレアの名前の由来はギリシア神話の英雄『アキレウス』からきています。

アキレウス』はその力で数々の敵将を打ち取っていった俊足の英雄です。

特にトロイア戦争で目覚ましい活躍をおさめ、その中で彼は敵側の女王ペンテシレイアを討ち取ります。

しかし『アキレウス』は『ペンテシレイア』のあまりの美しさに、彼女を殺したことを嘆きました。
そのような後悔から、『アキレウス』は彼女の魂が花に宿るように神に祈ります。
その願いがやがて聞き入れられ、『ペンテシレイア』の魂が宿ったその花こそが『アキレア』です。

名前の由来を調べて再度思ったのですが……この花の名前は『ペンテシレイア』で良いんじゃないでしょうか?

花言葉の由来②『アキレウス』の逸話から

「戦い」や「治癒」などの花言葉も、『アキレウス』が関係しています。

これは戦いの際に傷ついた兵士を、『アキレウス』がこの花を使って治療したことに由来しています。

①の説よりも『アキレウス』らしさが現れた逸話なので、名前の由来としてはコチラの方がしっくりくるかもしれません。

和名のノコギリソウの由来は「葉の形」

和名の『ノコギリソウ(鋸草)』の由来は単純に「葉の形」からきています。

ノコギリの歯のように見えることからついた名前ですが、そんな植物が治療に役立つというのも面白い話ですね。

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