今回は映画『ペンギン・ハイウェイ』を紹介します。
基本的にネタバレにならない程度の感想(公式HPに書いてあるような内容は含みます)を交え、「こんな方におススメ」というのを書いていきます。
原作は「森見登美彦」先生の小説で、コミカライズなど幅広く展開されている作品ですね。
あらすじ
研究者気質の小学四年生の「アオヤマ少年」。そんな少年が興味をもつ歯科医院の「お姉さん」。
夏休みを前にしてもアオヤマ少年は変わらず、「お姉さん」を含めた様々な研究を続けていた。
そんなある日、住宅地に突如出現した沢山のペンギンを皮切りに、アオヤマ少年は不思議の研究に引き込まれていく。
感想「少年とお姉さん」
アオヤマ少年とお姉さん抜きには語れないこの物語。
冷静で大人びた性格だが子どもらしい一面がある少年と、少年の行動に時には呆れつつも優しく見守るミステリアスなお姉さんの関係性が心地いい。特にチェスのシーンが好きですね。
2人以外にも多くのキャラクターが登場し、子どもだけでなく大人のわがままにも振り回されて物語が進んでいくこの作品。
人によっては嫌いなキャラもいるかもしれませんが、それぞれが重要な役割をもっていて、1人でも欠けてしまうと評価はガラリと変わってしまったと思います。
結末まで目を離せない展開が続き、2人の魅力が溢れるラストが待っていますので、未試聴の方はぜひご覧ください。
「宇多田ヒカル」さんの歌う主題歌「Good Night」も良かったですね。
こんな人にオススメ
「親子」にオススメ
親子一緒に見ても安心の作品。
世界観が全体的に明るく、ペンギンも可愛らしいので視覚的に見てて飽きません。
ただ少年が度々オッパイの話をするので(もちろん内容はライトですが)、お子さんが変に引っかかってしまった場合は……分かりません(笑)。
「現代を舞台にして起きる『不思議』が好きな方」にオススメ
物語の舞台は中世ヨーロッパなどではなく、現代日本。その中で突然ペンギンが現れたことで物語が展開されます。
現在と近しい雰囲気で表現されていることから感情移入しやすく、そういった世界観が好きな方にはオススメです。
「楽に見れるアニメを見たい方」にオススメ
綺麗な絵でどんどん話が進んでいくので、脳を使わなくても見ていられる作品です。
もちろん物語の「不思議」について考えながら見ても面白いですよ。
「動物好きな方」にオススメ
ペンギン可愛いので。
「大人の男性」にオススメ
もちろん女性が見ても面白い作品ですが、個人的には男性にも見てもらいたい。
少年の研究者気質なところが、大人の男性の心をくすぐること間違いありません。
あと泣いている妹が少年に告白する「ある悩み」にも共感するのではないでしょうか。
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