今回は映画『ハドソン川の奇跡』を紹介、感想、どんな方にオススメなのかをまとめていきます。
本作の主演は「トム・ハンクス」が務めており、実際に起きた飛行機事故をもとにした映画となっています。
あらすじ「実際におきた『飛行機事故からの奇跡の生還』のその後の物語」
離陸直後に鳥と接触し、左右両方のエンジンが停止した「USエアウェイズ1549便」。
絶望的な状況の中、機長「サリー」の的確な判断によりハドソン川に機体を着水させ、奇跡的生還を果たした「英雄」と報じられる。
しかしその後、サリーは事故の検証として厳しい追及を受けることになる。
「あの時の判断が正しかったのか」
感想「ドキュメンタリーが得意じゃなくても楽しめる作品」
正直に話してしまうと、私はドキュメンタリー映画が好きじゃありませんでしたが、この作品は抵抗なく見ることが出来ました(ドキュメンタリーにカテゴライズされるかは分かりませんが)。
率直に言って面白かったです。
マスコミに翻弄されて疲れていくサリーやその家族が見ていて辛く、妻との電話では凄く不安が伝わってきました。
事故調査委員会の追及も、サリーの記憶とはズレがあり、確証の無い不安感がどんどん膨らんでいくのが怖かった。
日本の刑事ドラマの追及シーンでもよく言われますが、何度も何度も念押しで聞かれると「絶対に正しかった」と思える自分の行動でも不安が芽生えてきちゃいますね。
主演の「トム・ハンクス」も良かったけど、副機長を演じた「アーロン・エッカート」がカッコよかったです。
こんな人にオススメ
「大人」向け
ターゲットは間違いなく子どもではなく、大人だと思います。
終盤に向けてスッキリするところはありますが、作中に続く「不安感」を楽しめなければ、見ていて辛いです。
「不安を楽しめる方」向け
大人向けにも書きましたが、作中では不安感が続くシーンが長いです。
「胸中でずっと晴れない不安を抱いて日常を過ごす」というホラーとはまた違ったドキドキを味わった上で、静かなカタルシスを楽しんでください。
「ドキュメンタリー好き」な方に
実際の方々もコメントしているシーンも見ていてウルっときます。
「作品」として楽しめる方に
実際に起きた事故をもとにしていますが、あくまで映像作品です。
演出で加えたシーンや実際にはなかった出来事もありますので、そこは「作品」として楽しみ、実際の何が真実だったかは調べましょう。
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