今回はマンガ『ULTRAMAN』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
オススメ度★★★★
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『ULTRAMAN』の基本データ
タイトル:『ULTRAMAN』
作者: 清水栄一
下口智裕
出版社:小学館クリエイティブ
発行年:2012年~
あらすじ「『ウルトラマン』再始動」
異星人の脅威から人々を守る「ウルトラマン」が地球から姿を消して数十年。
表面上は平和を保っていた地球に、再び脅威の影が忍び寄っていた。
ひそかに「ウルトラマン」因子を受け継いでいた「早田進次郎」にも、魔の手が迫る……。
ココが見どころ
「ウルトラマン」という存在
今まで発表されてきた「ウルトラマン」シリーズを最大限にリスペクトした作品。
過去のシリーズ作品を見た方ならニヤリとするシーンや、胸の熱くなるシーンが盛り沢山です。思い出補正も含めて楽しさ倍増ですね。
まったく特撮シリーズを知らない人でも普通以上には楽しめると思います。
敵となる「異星人」や「怪獣」
コレもこの作品の大きな魅力。
原作シリーズの設定を大事にしつつ、新デザインや魅力的な設定を活かして登場します。
1巻から「コイツが出てくるのか!?」と驚いた方もいらっしゃるでしょう。
ヒーローよりも怪獣の方が好きな方にも満足のいく内容です。
「ウルトラマン」という名ゆえの葛藤
「ウルトラマン」という名に込められた思いが各キャラを通して語られ、なんとなく抱いていたヒーロー像を再確認させられます。。
特に序盤のエピソードだと「早田進」「早田進次郎」の葛藤。そこからの覚悟の姿が設定を大事にしつつ新しい視点を加えて表現されています。
この名前は……重いですねぇ。
総評★★★★「『ウルトラマン』ファンにオススメしたい作品」
「ウルトラマン」ファンである方なら間違いなく楽しめる作品。
「ウルトラマン」という存在にどんな思いが込められているかが色濃く描かれていて、単純なおもしろさと一緒に懐かしさも味わえます。
怪獣や異星人もカッコよく描かれているのもGOOD。
逆に原作を見たことがないと面白味がどうしても半減してしまうのが少々痛いところ。
ただその辺りの評価を差し引いても十分に楽しめますし、特撮シリーズを知らない方はここから入ってみるのも。
一応シリーズ知識の有無でオススメできるかが変わるため、少し評価を下げました。
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