映画『ホワイトハウス・ダウン』 あらすじ感想評価

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映画『ホワイトハウス・ダウン』

今回は映画『ホワイトハウス・ダウン』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『ホワイトハウス・ダウン』 の基本データ

タイトル:『ホワイトハウス・ダウン』
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ジェームズ・バンダービルト
公開:2013年
出演:チャニング・テイタム
   ジェイミー・フォックス
   マギー・ギレンホール
   ジェイソン・クラーク
   リチャード・ジェンキンス
   ジェームズ・ウッズ
   ジョーイ・キング

あらすじ「前代未聞の凶悪テロ。娘を救うために」

元軍人「ジョン・ケイル」はアメリカ合衆国シークレットサービスの転職を望むも、面接で採用を断られてしまう。
肩を落とすジョンだったが、大統領の大ファンである娘「エミリー」を喜ばせるためにホワイトハウスの見学ツアーに参加することに。

はしゃぎまわる娘をジョンが複雑な心境で眺めていた一方で、ホワイトハウスが襲撃・占拠される大事件が発生。
未曾有のテロ事件に巻き込まれた親子の行く末は……。

おすすめ視聴者・読者層キーワード

  • アクション
  • 家族
  • 政治
  • アメリカ

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映画「ジョン・ウィック」シリーズ

家族をきっかけに伝説の殺し屋「ジョン・ウィック」が動き出す。
主人公が「ほどよい強さ」というのも共通点。
アクションシリーズ映画としても息が長いですね。

ココが見どころ

「家族愛」と「信頼」

物語を語る上で「家族愛」「信頼」の2つの言葉が重要な要素となった。

「家族愛」は最初から最後まで色濃く描写されている。
主人公はもちろん周りの味方、敵となるホワイトハウスを占拠した犯人グループにもこの要素が強く見られる。
主人公の場合は親子ならではの微妙な距離感をは味わうことになるが、その分後半の愛情深さは一塩。

そして「信頼」
「アメリカ合衆国シークレットサービス」、要はアメリカ合衆国大統領の警護を担当する仕事を志望したジョンは序盤で採用を断られる。
面接官が偶然昔の知り合いで、彼の過去をよく知った上で「信頼に足らない」と断じられたのだ。
単純に彼の経歴からすれば納得の結果なのだが、事件発生後の彼の姿を見てその認識はガラッと変わる。
テロリストの脅威から大統領を守るために大立ち回りするジョンの姿に、信頼は少しずつ増していき終盤の展開に大きく貢献した。

やがて大きな選択を強いられた際のジョンの姿も必見。

アクションものにしては珍しく「強さ」以外の部分で好感をもてる主人公だった。

泥臭くも飽きさせないアクション

ガンアクションがメインとなり、爆発などは描写はあるものの基本的に泥臭い戦闘が多い。
しかしエレベーターや車など舞台装置を駆使し、2時間ほどの尺を飽きさせることなく展開したのはGOOD。

単純に主人公が強いだけの「無双もの」ではなく、負傷をしつつも確固とした意志で戦場を生き抜いていく姿は好感がもてる。

フィクションとはわかっているものの世界情勢を踏まえた情報が頻繁に飛び交う光景はリアリティがあり、緊迫感のあるシーンの連続で中だるみはほとんどない。。
とはいえアクション映画ならではの「不思議と当たらない銃弾」や「妙にザルな警備」のような演出は健在のため、単純に娯楽作品として観られる。

総評★★★★★「丁寧な複線回収。泥臭い主人公がカッコイイ」

振り返ってみると複線の回収の仕方や「様式美」といった映画のセオリーが詰まった2時間だった。
展開の推移もキレイで読後感はスッキリ。
それでいて緊迫感の加速度が尋常じゃなく、アクセルの踏み方はネジが外れているのもおもしろい。

無敵の主人公が暴れ回る「無双もの」に少し似た雰囲気もあるが、この主人公は苦戦も多く、基本的に泥臭い戦いが主になっています。
それでも生き抜いていられたのは「家族」や「信頼」といった内面的な作用が大きく、ただ身体能力にまかせた主人公とは明らかに異なる魅力を放っており、個人的にはとても好感がもてます。

リアリティでいうと「ホワイトハウスがこんな簡単に落ちるかよ」とか、多くの犠牲を払ったのにハッピーエンドの雰囲気を出したりとツッコミどころはそこそこ。
個人的にはそこまで気になりませんが、題材が題材なので過敏に反応してしまう方はいらっしゃるかもしれません。

それでも混戦をくぐり抜け、視聴者が迷子にせずに2時間を走り切れた点は素晴らしい。
これだけ好感の持てるアクション洋画の主人公は久しぶりで、出会えてよかったと思える作品だった。

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