アニメ(OVA)『HELLSING』
今回はアニメ(OVA)『HELLSING』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『HELLSING』の基本データ
タイトル:『HELLSING』
原作:平野耕太
監督:ところともかず
田中洋之
松村やすひろ
鈴木健一
出演:中田譲治
折笠富美子
榊原良子
発表期間:2006~2012年
話数:10話
原作マンガ
原作:平野耕太
出版社:少年画報社
発表期間:1998~2009年
巻数:全10巻
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おすすめ視聴者・読者層キーワード
- イギリス
- 吸血鬼
- 化け物
- バトルアクション
- ダークヒーロー
- ダークファンタジー
あらすじ「戦場に佇むは強大過ぎる吸血鬼『アーカード』」
二丁の拳銃を携えた赤いコートの吸血鬼「アーカード」は、英国王立国教騎士団・通称「ヘルシング機関」のもと吸血鬼狩りを行っていた。しかし敵対組織「イスカリオテ機関」や、謎の組織の介入により状況は悪化。アーカードはその強大な力を振るい、英国の脅威となるものを排除する。英国が血にまみれても戦いは止むことは無く、戦いは更に凄惨なものへと発展していく。
ココが見どころ
個性豊かすぎるキャラクターたちの殴り合い
伝説の吸血鬼「アーカード」のキャラ個性が強力すぎる。
- 吸血鬼であり吸血鬼狩り
- 赤いロングコートの長身で傍若無人な語り口
- 二丁拳銃を基本とした幅広過ぎる戦闘スタイル
- 異常な回復能力をはじめ吸血鬼(を軽く超越していそうな)能力を多数所持
大雑把に並べても悪役やダークヒーローのロマンの詰め合わせのような性能を持ち合わせていますが、映像では文字以上に狂っているとしか表現できないような立ち回りを見せてくれます。
それでいてアーカードの主人である「インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング」や敵陣営の神父「アレクサンド・アンデルセン」など個性の豊かすぎるメンツが揃っているせいでただの「主人公だけの作品」に収まりません。というより敵味方含めて埋もれるキャラが一人もいませんでした。
アーカードの眷族となる女性「セラス」は作品にとってなくてはならない、もう一人の主人公ともいえる存在です。アーカードでは表現し辛いコミカルな動きで清涼剤としての役割をしたり、味方陣営の重要な戦力として走り回ったり、極め付けにはストーリーの大きな山場となるドラマ部分を担当したりと大忙しのポジションです。彼女ナシではアーカードも行動しづらかったでしょう……いや、やっぱり好き勝手やったかもしれませんね。
各キャラを象徴するような名言があるところも最高で、「抵抗し 義務を果たせ」の辺りは個人的にたまりませんでした。
総評★★★★★「埋没しないキャラ個性と狂った世界」
伝説の吸血鬼「アーカード」をはじめキャラ個性がとてつもなく強い。
各々個性をぶつけ合いながらも埋もれることなく、それぞれの生き様が視聴者の心に刻み込まれるような作品でした。
シリアスな主軸と温度差があり過ぎるのに不思議と笑えてしまうコミカルな寸劇も、一息つけて
非常に有意義。一息ついて後半に差し掛かると息継ぎの暇もないほど盛り上げてくれるので、中だるみもまったく感じずに最後まで視聴できます。
表紙からうかがえるように血しぶきなどの表現が多く、手に取りづらい方も多いかもしれませんが、少しでも興味があればぜひオススメしたいですね。
いろいろ好きなキャラはいますが、やっぱり「無能」さんが素晴らしくカッコ良かった……。
ハリウッドでの実写映画化が予定されていますが、どのような作品になるか楽しみですね。
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