映画『プリデスティネーション』
今回は映画『プリデスティネーション』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
評価★★★★★
キャラクター ★★★★
ストーリー ★★★★★
設定 ★★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
- タイムリープ
- 人間ドラマ
- 恋愛
- 小説原作
映画『プリデスティネーション』の基本データ
タイトル:『プリデスティネーション』
原題:『Predestination』
監督:マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ
脚本:マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ
製作:パディ・マクドナルド
ティム・マクガハン
マイケル・スピエリッグ
製作総指揮:ゲイリー・ハミルトン
出演:イーサン・ホーク
サラ・スヌーク
ノア・テイラー
上映時間:97分
制作国:オーストラリア
公開:2014年
原作: 短編小説『輪廻の蛇』
ロバート・A・ハインライン
関連オススメタイトル
「タイムリープ」からパッと思いついたのでチョイス。それなりに頭を使いますが傑作です。
キャラクターの「葛藤」描写が少し似てるところからチョイス。タイムリープとはまったく別物なので、読み味は違います。
あらすじ「いくつもの時間軸を渡り、たどり着く先に待つ者は」
1970年3月。爆弾処理に失敗し、顔に火傷を追ってしまった謎の男。男は顔を変え最後の任務を果たすべく「過去」へと向かう。
1970年11月。連続爆弾魔に恐怖するニューヨークの片隅でひっそりと営業するバー。そこにやってきた「ジョン」という男はバーテンダーに己の半生を語る。
そして1963年……。
ココが見どころ
「タイムリープ」「人間ドラマ」をより合わせた没入感
「タイムリープ」が大きなテーマでありますが、そのテーマを度々忘れてしまいそうになるほどに話が激重。かなりショッキングな導入からバーでの落ち着いた風景に移ったと思えば、かなり
ヘビーなエピソードに移っていきます。
人間のデリケートな部分までつっこんだ重いエピソードを眺めながら、序盤で仄めかされた「タイムリープ」「爆弾魔」といった情報とのつながりを探すという独特な「没入感」が本作の最大の肝。画面に映るすべてのものに疑いを持ちながら最後までノンストップで楽しんでください。
総評★★★★★「どういう感情で観るのが正しいのか」
「タイムリープ」題材というと数々の複線を前に身構えがちですが、本作の内容は難し過ぎず、自然と結論へ辿り着けるようになっています。複雑な感情表現をかかえたドラマ性も魅力として大きく、ストーリーへ没入させる力は相当なもの。「タイムりープ」「人間ドラマ」2つのテーマを巧みに操って終盤の満足感へとつなげてくれました。
評価の分かれ目は、「人間ドラマが非常に重い内容で、生理的に受け入れづらい」という点でしょうか。人間のかなりデリケートなところまで掘り下げるので、そこが気になる方は低評価になってしまうでしょう。気にならない方は「タイムリープ」のクオリティも合わせて安定した高評価につながると思います。
人によって 評価は分かれると思いますが、最初から最後まで期待していた以上の展開を用意くれたので個人評価は★5とさせて頂きました。
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