「夜」や「不気味さ」を表現をするさいに登場する「コウモリ」。
ダークヒーローの題材になっていたりする動物ですが、昼に行動する種類もいるようです。
今回はそんな「コウモリ」という動物の基礎的な特徴を取り上げました。
「コウモリ」は哺乳類
「コウモリ」は翼がありますが、鳥類ではなく哺乳類です。
主な理由としては以下の2点が挙げられます。
- 卵生ではなく胎生
- 翼が鳥類のものとは違う(飛膜)
「イルカ」なども哺乳類か魚類かで勘違いが起きたりしますが、とりあえず翼の形状を覚えておけば鳥類からは外して覚えられそうです。
「エコーロケーション」のエキスパート
「コウモリ」は自分の発する音の反響を利用して周囲の環境を認知する「エコーロケーション」という能力を有しています。
この能力を利用することで暗闇の中でも視力に頼らず、敵の位置や周りの状況を認識しているということですね。夜行性のコウモリにはぴったりの能力です(視力が夜行性の種よりも高い昼行性のコウモリも存在します)。
「エコーロケーション」は「イルカ」なども利用していますが、哺乳類で述べたように変な縁がある動物たちですね。
イルカの参考記事
「コウモリ野郎」の由来は「イソップ寓話」から
ふらふらと敵と味方を行き来し、身勝手で都合の良い立ち位置を続ける人間に対して「コウモリ野郎」と表現することがあります。
これは元々はイソップ寓話の「卑怯なコウモリ」というエピソードが由来となっています。
簡単な内容としては仲の悪かった「獣の一族」と「鳥の一族」が争っており、紆余曲折の末に和解に向かうというものです。
その紆余曲折の際にコウモリは「獣の一族」に形勢が傾くとそちらに、「鳥の一族」に傾くとあちらに、と自分の都合のよい方の味方につきます。
コウモリが「全身が毛で覆われている」ことと「翼をもっている」ことを利用して立ち回りでしたが、両陣営が和解すると「卑怯者」のレッテルと共に嫌われ者となってしまう、というお話です。
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