漫画『バクマン。』クリエイターにオススメの熱い物語。

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今回は原作「大場つぐみ」、作画「小畑健」の漫画『バクマン。』について、簡単なあらすじや感想、どんな方にオススメなのかをまとめていきます(敬称略)。

最後にまとめますが、オススメなのはこんな方

・クリエイター気質の方(特に漫画家?)
・熱い作品を読みたい方
・純愛作品を読みたい方
・成長するキャラクターを見たい方
・男性

他の作品より一層「人を選ぶ」作品だと思うので、万人に薦めるのは難しいかもしれません。

でも刺さる人には深く刺さる作品なので、気になったら1巻だけでも読むことを薦めます。

あらすじ「好きだった女の子と結婚するために、人気漫画家になる夢へ」

流されるだけの「ふつうの人生」を生きていくと思っていた中学生「真城最高」。

同級生の秀才「高木秋人」に「俺と組んで漫画家になってくれ」といわれ、最初は渋りつつも片思いだと思っていた「亜豆美保」とある約束をすることで、物語が加速する。

「僕達のマンガがアニメになって、亜豆は声優になってヒロインを演じる」
「だからその夢が叶ったら結婚してください」

感想「刺さる人にはグサリと刺さる作品」

超人的なバトル展開あるあるわけではなく、夢をもつ少年少女たちが「ただ努力する」。

言ってしまえばそれだけの物語ですが、地味な絵面のはずなのに時折見せる熱量が凄まじい。

手を伸ばせば届いたはずの青春を横目にしつつも、それに引けを取らない夢に向かってマンガを描いていく姿勢が読者の心をつかみます。

ライバルキャラとの切磋琢磨、恋愛展開をはさみながらマンガだけでなく主人公たちの魅力も磨かれていくのが見ていて心地いい。

派手なアクションシーンではなく漫画家の日常がベースなので、どうしても読者の好みに左右される作品です。好きだと感じる人でもその辺りは感じるのではないでしょうか。

ただ好きな人には深く刺さる作品なので、私のようにすぐ読めるように本棚にずっと並べているファンが少なからずいる。そんな作品だと思います。

オススメできるのはこんな方

クリエイター気質の方(特に漫画家?)

漫画家の物語であり、業界知識も分かりやすいように説明されている作品なので、漫画関連のクリエイターなら共感も得やすいと思います。

熱い作品を読みたい方

ライバルキャラが魅力的に描かれているので、そんなライバルたちと高みを目指していく光景が見てて心を厚くしてくれます。

純愛作品を読みたい方

「夢を叶えるまで会わない」という思春期にはかなり辛い純愛設定を主軸に語られるので、「2人の気持ちがどうなるか」という点からも目が離せません。

作中の友人たちが「今どきそんな恋愛観もってる奴はいない」というように、「ありえないだろ(笑)」と思いながらも、読み進めていくうちに不思議と馴染んでいく設定でした。

成長するキャラクターを見たい方

ライバルとの勝負や事件を経験することで、どんどん成長していく主人公たち。

物語も中学生から20歳以上の大人になるまでを話なので、終盤では変わらない本質を大切にしつつ成長したキャラクターが見れて感動できます。

男性

思春期の男心をくすぐる描写があるので、女性には理解し辛いかもしれません。

一応「ジャンプ作品」なので、メインターゲットは男性だから仕方ないのかな。

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