戦場で生死をループする映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

オールユーニードイズキル オススメ紹介
オールユーニードイズキル

映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

今回は戦場ループ映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)

評価★★
 キャラクター  ★★★
 設定・ストーリー   ★★★★★
 アクション   ★★★★

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • SF
  • ループ
  • アクション
  • 戦争
  • 怪物

映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の基本データ

タイトル:『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
英題:『Edge of Tomorrow』
別題:『Live Die Repeat: Edge of Tomorrow』
監督:ダグ・リーマン
製作:アーウィン・ストフ
   トム・ラサリー
   ジェフリー・シルバー
   グレゴリー・ジェイコブズ
   ジェイソン・ホッフス
製作総指揮:ダグ・リーマン
      デイブ・バーティス
      ジョビー・ハロルド
      福原秀己
      ブルース・バーマン
原作:桜坂洋
脚本:クリストファー・マッカリー
   ジェズ・バターワース
   ジョン=ヘンリー・バターワース
撮影:ディオン・ビーブ
美術:オリバー・スコール
衣装:ケイト・ホーリー
編集:ジェームズ・ハーバート
音楽:クリストフ・ベック
視覚効果監修:ニック・デイビス
制作国:アメリカ
上映時間:113分
公開:2014年

原作:『All You Need Is Kill』

桜坂 洋
安倍 吉俊 (イラスト)

関連オススメタイトル

同タイトルのマンガ化作品。設定・展開がかなり違います。

同じく「ループ」ものよりチョイスしたアニメ。オススメ

あらすじ「敵を殺すまで地獄のような戦場をループする」

人類は突如現れた「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者との長い戦いに明け暮れていた。危険な任務に関わらないよう立ち回っていた広報担当官「ウィリアム・ケイジ」少佐は、将軍の不興を買ってしまい戦場の最前線に送られてしまう。戦場で懸命に生き延びようとするも、ギタイの猛攻により命を落とすケイジ。しかし死を感じた次の瞬間、出撃前日へと時間を逆行する奇妙な現象を体験する。戸惑いを隠せないケイジだったが、再び死と時間逆行を体験することで、自分が時間の檻に囚われてしまったことを理解する。

敵を殺すまで死に続ける。

あまりにも残酷なタイムループの幕が上がる。

ココが見どころ

心を摩耗しつつも戦場を生き抜く主人公

わが身可愛さに将軍を脅迫したり、兵士としての覚悟がないまま戦場に送られ右往左往する姿が最初は情けなく映る主人公。しかし臆病で人間らしい表情が多く、戦場での機転の良さを見せるなど、憎めない姿も多かった。

そんな主人公が短いスパンでループを重ね、精神は摩耗し表情も段々と疲れ果てた戦士のものに変わっていきます。主人公が「成長」するとはまた違った感覚で、覚悟が決まっていくような不思議な魅力の出し方でした。アクション部分や人間ドラマも魅力的でしたが、「時間ループ」をメインに据えて主人公の魅力を最大限に引き出す骨太のアイデアが光る作品でした。

総評★★★★「シンプルで分かりやすい時間ループアクション」

「トム・クルーズ」が演じているせいか、他メディア作品と設定が異なるSFアクション映画。英題『Edge of Tomorrow』は絶妙にダサい。しかしメディアの違いもなんのその、広く楽しめるエンターテイメント作品でした。
主人公が戦場へ送られる展開など強引な描写もありましたが、大筋のストーリーは難しくありません。設定が複雑になりがちな時間ループもので、このシンプルさは大きなアドバンテージだと思います。アクション・人間ドラマのクオリティを高く保ち、人を惹きつけるシンプルな設定が秀逸。視覚的にキツイ描写もないので、若い層を中心にオススメできるSFアクション映画です。

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