今回は映画『マトリックス レザレクションズ』を紹介。
あらすじやキャストなどの基本データ、評価をざっくりとまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
出演者やジャンル、満足感などいろんな視点から見た関連作品も紹介しているので参考にしてみてください。
ざっくり作品紹介
タイトル:『マトリックス レザレクションズ』
原題:『The Matrix Resurrections』
監督:ラナ・ウォシャウスキー
脚本:ラナ・ウォシャウスキー
デビッド・ミッチェル
アレクサンダル・ヘモン
出演:キアヌ・リーブス
キャリー=アン・モス
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
ジェシカ・ヘンウィック
制作国:アメリカ
上映時間:148分
公開:2021年
あらすじ
自らが作ったゲーム世界を幻視する症状に悩まされたネオ、精神科医に通い詰める日々を送っていた。自分の異常性に悩むネオだったが、ある人物との出会いを皮切りに世界への疑念を強くしていく。やがて真実へとたどり着いたネオを中心に、再びマトリックスを舞台とした戦いの幕が上がる。
ざっくり評価レビュー ★3
内容は完全に『マトリックス』ファン向け作品となっています。この作品から『マトリックス』シリーズに挑むのは無謀なので、未試聴の方は素直にシリーズ1作目から見始めましょう。
『マトリックス』といえばSF設定の濃い世界観と、ユニークな表現の超人的アクションシーンが特徴的。相変わらずSF設定は濃いのですが、今までの作品より”メタ”要素が強い作風に変化しています。
「もし、この世界が現実世界ではなかったら」「もし、自由に空を飛べたら」
こういったアイデアを視聴者自身に考えさせ、自然と重ね合わせるストーリーだったマトリックス。『レザレクションズ』ではそういった「視聴者視点」を作中で言及するようなシーンが多くかったです。シリアス展開の多いマトリックスには珍しいタイプのユーモアで、2003年公開の『レボリューションズ』からの時代の変化かもしれませんね。
独特だったアクションシーンについては撮影環境が厳しかったのか、目新しいアイデアは正直少なかったです。それでもクオリティは十分で、”バレットタイム”への言及も含め楽しめました。
メタ的視点を取り入れた作風が、どれだけファンに受け入れられるかが評価の分かれ目になります。ファンだからこそ理解できる内容でしたが、印象としては”続編”というより”ファン向け作品”といったものに落ち着きました。
関連作品
映画『ジョン・ウィック』シリーズ
キアヌ・リーヴス出演作からチョイスしたアクション作品。
ガンアクションを始めとした動きのあるシーンが非常に豊富。設定も難し過ぎず、いい意味で雑にオススメできる映画です。
映画『TENET』
映画『TENET』を「SFアクション」からチョイス。
アクションシーンへの独特なアイデアが強烈な印象を残す一作。難解なSF設定も魅力的です。
アニメ『攻殻機動隊』
アニメ映画『攻殻機動隊』。1995年公開で、テレビアニメ放送は2002年(原作はコミック)。
「SF」からのチョイス。制作にあたり影響を受けた作品といわれています。
小説『ニューロマンサー』
小説『ニューロマンサー』
同じく「SF」からチョイス。電脳世界観を描くSF作品に多大な影響を与えたといわれる小説。
映画『ターミネーター』
映画「ターミネーター」
「SFアクション」からチョイス。こちらもシリーズが長く続くビッグタイトルですね。個人的には『2』が好き。
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