映画『舟を編む』あらすじ感想評価|老若男女問わずオススメの映画

オススメ紹介

今回は映画『舟を編む』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

『舟を編む』の基本データ

監督:石井裕也
出演:松田龍平
 宮崎あおい
 オダギリジョー
公開:2013年

原作小説:『舟を編む』
原作:三浦しをん
出版社:光文社
発売:2011年

あらすじ「10年以上の年月を費やす辞書作りの世界へ」

新しい辞書を作るための人材を探していた玄武書房・辞書編集部。
そのような状況の中、営業部でまったく活躍していなかった変わり者「馬締光也(まじめみつや)」の言葉に対する才能が見出され、編集部への異動が決まる。

完成には10年以上の月日がかかるといわれている見出し言語24万語の辞書作り。
言葉の世界に没頭する馬締だが、果たして辞書「大渡海(だいとかい)」は完成するのか……。

視聴者・読者層キーワード

  • 感動
  • お仕事
  • 友情
  • 恋愛
  • 熱い
  • 相棒
  • 成長するキャラクター
  • 不器用なキャラクター

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アニメ「舟を編む」

アニメも非常にクオリティが高かったです。
映画になかったシーンもあるので、その違いを楽しむのも楽しい。

ココが見どころ

一冊の辞書を作るために込められた情熱と時間
今となっては時代遅れで非効率。
そんな作業の果てに辞書が出来上がっていることを知る。

ただの苦労話ではなく、知らなかった言葉の意味を知る喜び。
普段はあまり意識していない新しいことを知る楽しさも十分伝わってくるので、世界観も決して暗いわけではない。

言葉にこれだけの情熱を込める主人公が、非常に言葉に対して不器用なのもおもしろい。
また主役以外の人物が老若男女問わずいい味を出しているのも非常に嬉しかった。

総評★★★★★「濃厚過ぎる2時間映画。老若男女問わずオススメ」

あまりに濃厚過ぎる2時間。
人には向き不向きがあり、場所を変えるだけで一気に開花することがある。
そして向いていないとうつむいていても、顔を上げればまた違う景色が見える可能性もある。

絵としては大人しいはずなのに画面からあふれくる情熱に、感動と勇気をもらえます。

この物語を知った後はきっと、普段使っている辞書の重みが変わっているでしょう。
といっても言葉を調べる手段が検索エンジンやSNSが主流となっている今、辞書のあり方も変わっているでしょうね。

評価は文句なく★5。老若男女問わずオススメしたい作品ですね。

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