マンガ原作の実写化映画『寄生獣 完結編』はつまらない?感想評価

映画_寄生獣完結編 オススメ紹介
映画_寄生獣完結編

今回はマンガ原作の映画『寄生獣 完結編』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
※原作マンガ既読です。

評価4
 キャラクター  ★★★★
 ストーリー   ★★★★★
 設定      ★★★★

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • 人間ドラマ
  • 怪物
  • 相棒
  • 現代日本
  • グロテスク
  • シリーズ作品

『寄生獣 完結編』の基本データ

タイトル:『寄生獣 完結編』
監督:山崎貴
脚本:古沢良太
   山崎貴
出演:染谷将太
   深津絵里
   橋本愛
   東出昌大
   大森南朋
   北村一輝
   余貴美子
   ピエール瀧
   新井浩文
   國村隼
制作国:日本
上映時間:117分
公開:2015年

原作:岩明均
『寄生獣』

前作『寄生獣』

関連オススメタイトル

人間と怪物のシリアスな関係性からチョイス。グロテスク描写が強いところも共通点。

あらすじ「突如社会に現れた寄生生物たち。彼らの目的は」

寄生生物の存在が明らかになり、特殊部隊によるせん滅計画を進める人間たち。対する寄生生物たちも組織をつくり、勢力を着々と広げていた。
殺された母親の復讐のために寄生生物を狩り続けていた「泉新一」は、さまざまな寄生生物と出会い、自分の心を変化させていく。
人間と寄生生物に待ち受ける未来は争いか、それとも共存か。

ココが見どころ

寄生生物へのシンパシー

人間を危険とみなして殺そうとするもの。格下とみなして支配するべきと考えるもの。そして組織としてそれぞれの考えをくみ取ろうする者など、本来感情移入しづらいはずの寄生生物たちがさまざまな表情を見せてくれます。その考えに触れていくにつれ主人公「新一」に訪れる確かな変化がストーリーの主軸ですが、出番は少なくてもさまざまな登場キャラクターに色づけされており、最後には『寄生獣』というタイトルが本当にふさわしいと感じるでしょう。

総評★★★★「『実写化作品』に二の足を踏んでいる方の背中を押したい」

前作同様一言で感想を表すと、おもしろかったです。

前作『寄生獣』を気にった方の期待を裏切らない良作。人間との共存を模索する「田宮良子」は、原作同様に作品を語る上で欠かせない存在として描かれてます。下手な改変をせず原作の見どころをしっかり抑えているところもポイントが高い。実写化に対してよほど強いアレルギーをもっている方でなければ、満足できるクオリティでした。前半同様にグロテスクな表現が多いためオススメできる層は限られますが、その深いテーマ性で刺さる方にはとことん刺さる作風です。気になるけど「実写化作品」で二の足を踏んでいる方は、勇気を出してご覧ください。

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