マンガ原作の実写化映画『寄生獣』はつまらない?感想評価

映画寄生獣 オススメ紹介
映画寄生獣

映画『寄生獣』

今回はマンガ原作の映画『寄生獣』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。
※原作マンガ既読です。

評価4
 キャラクター  ★★★★
 ストーリー   ★★★★
 設定      ★★★★★

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • 人間ドラマ
  • 怪物
  • 相棒
  • 現代日本
  • グロテスク
  • シリーズ作品

『寄生獣』の基本データ

タイトル:『『寄生獣』
監督:山崎貴
脚本:古沢良太
出演:染谷将太
   深津絵里
   橋本愛
   東出昌大
   大森南朋
   北村一輝
   余貴美子
   ピエール瀧
   新井浩文
   國村隼
制作国:日本
上映時間:109分
公開:2014年

原作:岩明均
『寄生獣』

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人間と怪物のシリアスな関係性からチョイス。グロテスク描写が強いところも共通点。

あらすじ「突如社会に現れた寄生生物たち。彼らの目的は」

寄生生物に脳を乗っ取られるのを何とか回避することができた「新一」は、右手に寄生した「ミギー」との奇妙な共存生活を送っていた。ニュースでは寄生生物のものだと思われる無残な殺人事件が報じられており、新一は敵意や恐怖心など複雑な思いを抱えていた。しかし害意をみせる寄生生物を前に「ミギー」の取った行動を皮切りに、新一の考えは少しずつ変化していき……。

ココが見どころ

寄生生物への不思議な感情移入

ストーリーの主軸となるのは主人公「新一」とその右手に寄生する「ミギー」の価値観の違い。新一は目立った特殊能力などない感情移入しやすい一般人で、ミギーとの会話に対するリアクションが非常にわかりやすい。「自分だったら同じ立場だったら」という想像を常に促してくるので、自然と世界観に入り込んでいきます。
寄生生物である「ミギー」の価値観の変化も見逃せません。最初は未知の生物のグロテスクさに面を喰らいますが、段々と愛着をもてる顔を見せてくれます。理解できなかった価値観が人間に触れていくにつれ感情移入できるようになっていきます。人間が無意識に目を背けている点に興味をもつところに度々ドキリとさせられました。この過程がおもしろく、原作を決して蔑ろにしていない豊かな表情を見せてくれたのが非常に嬉しかった。

総評★★★★「珍しい実写化成功作品」

一言、おもしろかったです。
期待していなかっただけに妙に悔しい……。人気マンガの「実写化作品」という色眼鏡をかけていたら、良い意味で想像を裏切られました。

世界観が最後まで通して暗い、設定が原作と微妙に違うなど粗を探そうと思えば、いくらでも見つかる作品ではあります。しかしちゃんと原作を意識し起承転結がまとまっており、よほど穿った視点で観なければ一定の評価を得られる内容でした。原作ファンの方がこの作品を低評価するなら、単純に「実写化」そのものに向いてないかもしれません。

グロテスクな表現が多いため、苦手な方はどうしても受け入れられないとは思います。決して万人受けする内容ではありませんが、視聴者に思考を促す深いテーマは原作同様一定の支持を得られるでしょう。ストーリー後半となる「完結編」もこのクオリティを保てるのか気になりますね。

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