映画「居眠り磐音」のあらすじや感想。幅広くオススメできる作品。

居眠り猫の画像 オススメ紹介

今回は「佐伯泰英」先生の書いた人気時代小説の映画化作品、「居眠り磐音」を紹介していきます。

ネタバレは基本的にありません。

私は原作小説を数冊読んでいますが、映像化したこの作品も非常に楽しめました。

原作小説はこちら↓

この作品をオススメ出来る方(解説は最後に)
・万人受け(原作未読・既読問わず)
・魅力的な主人公の物語を読みたい方
・日本の情緒あふれる作品

基本データ

監督:本木克英

出演:松坂桃李、 木村文乃、芳根京子

あらすじ「親友と愛する者を失い、今日も地獄のような日々を歩く」

幼なじみ二人と共に「直心影流剣術」の修行から故郷に帰ってきた主人公「坂崎磐音」

帰ってきた彼らはある陰謀に巻き込まれ、凄惨な結末を迎えることになる。

すべてを失った磐音は、今日も地獄のような日々を歩いていく……。

感想「古き良き日本の感性を思い出させてくれる作品」

私は原作小説も読んでおり、観る前は正直原作の世界観が壊されるのではないかと侮っていましたが、そんな私の謎の上から目線を見事に砕いてくれました。

間違いなく面白いです。

原作の世界観を大事にしながら、視聴者が納得する映像作品としてしっかりと仕上げてくれました。

特に主人公「坂崎磐音」の演技について心配していましたが、演じる「松坂桃李」さんの魅力が違和感をすべて吹き飛ばしてくれました。

縁側で日向ぼっこをする年寄り猫と表現される「居眠り剣法」を始め、視聴者を虜にする高い演技力を見せてくれました。小説を読みながら想像はしていましたが、納得できる動きでした。

殺陣も良かったですね。『侍戦隊シンケンジャー』で経験積んだからでしょうか?

(あちらは「侍」というより「殿」という感じもしますが)

他のキャストさんも非常に優秀で、開始30分で見事に世界観を表現した「柄本佑」さんは個人的にMVPですね。

日本人の感じる「刀や殺陣のカッコ良さ」や、魅力を感じる「人情味あふれる振る舞い」だとか、そういったものを思い出させてくれる作品です。

映画「居眠り磐音」はこんな方にオススメ

万人受け

個人的に原作小説は活字慣れしていない方にはオススメしませんが、この映画は「時代もの」が好きな方だけではなく、幅広い層に受け入れられる作品です。

非常に分かり易い設定とストーリーで、「なんとなく」雰囲気で見ていても面白いというのが凄い。

魅力的な主人公の物語を読みたい方

主人公の剣の腕が凄まじく、それだけでも魅力的な主人公。

内面的魅力にもあふれる人物で、その静かな存在感が「憧れ」を感じさせてくれます。

性格の憧れは感じても、境遇的に「ああなりたい」とは思えないというのもこの主人公の魅力ですね。

日本の情緒あふれる作品

時代小説が原作なので、古き良き日本文化が見られます。

「刀」や「街並み」を含め、人々の物事に関する感じ方も「現代の日本人が忘れてしまったもの」を思い出させてくれます。

この時代に暮らしていないはずなんですが、妙な親しみや懐かしさを感じますね。

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