小説『聖剣の刀鍛冶』あらすじ感想評価|女騎士のソードファンタジー

聖剣の刀鍛冶』 オススメ紹介

今回は小説『聖剣の刀鍛冶(せいけんのブラックスミスを紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

『聖剣の刀鍛冶』の基本データ

タイトル:『聖剣の刀鍛冶(せいけんのブラックスミス)
著者:三浦勇雄
イラスト:屡那
出版社:メディアファクトリー
レーベル:MF文庫J
発行:2007年~2013年

あらすじ「女騎士セシリーと刀との出会いから始まる成長物語」

すべてを救うという誓いのもと、あらゆる厄介事や困りごとに首をつっこむ女騎士「セシリー・キャンベル」。
ある日、セシリーは無愛想な青年刀鍛冶「ルーク・エインズワース」の打つ刀に惚れ込み、自分用の刀を打ってくれるように頼み込む。
この出会いから物語は始まり、やがて二人は「聖剣」にまつわる過酷な運命へと踏み込んでいく。

オススメ視聴者層

  • 「ファンタジー」好き
  • 「女騎士」好き
  • 「刀」好き



勝手に関連オススメタイトル

小説,マンガなど 「図書館戦争」

アグレッシブな女主人公から。
性格の傾向や恋愛模様も少し似ている。
こちらもシリアスな描写もありますが、『刀鍛冶』よりラブ要素が多め。

ココが見どころ

「刀」の知識やファンタジーの設定にひきこまれ、成長するキャラクターからも

女騎士セシリーと刀鍛冶ルークの2人を中心に「聖剣」を追っていく中で、刀の製造に関する知識や剣術などの技術が語られる。
ファンタジー要素も絡めた世界観・設定に引き込まれ、ワクワクが止まらずに次の巻へと伸ばす手が止まらない。
そういった設定や知識で読まされるバトル展開が爽快。

キャラクターも大事にされている。
最初はどこか頼りなかったセシリーの成長が少しずつ描かれ、中盤以降の戦闘シーンではその頼もしい姿が見られる。
たくましくなった内面も見応えがあるが、途中から加速し始める恋愛模様は耐性がない方だと悶えることになるので注意。

総評★★★★★「高クオリティのソードファンタジー」

女主人公の成長を描くライトノベルは割と珍しいかもしれない。


バトルファンタジーとして読み応えがあるし、長期にわたり絆が深まっていく恋愛模様もニヤニヤしながら読み進めてしまう。
方向性は「萌え」要素は薄く「燃え」寄りのシリアスといった感じ。
そういった意味で王道ファンタジーとして非常にバランスの取れた作品。

少し悩みましたが、あまり欠点らしいところは見当たらず★5。
好みで左右されるとはいっても基本クオリティが高い作品なので、バトルものに抵抗がなければ★4以上は安定しそうです。

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