今回は映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を紹介。
あらすじ、感想、どんな方にオススメなのかをネタバレなし(あらすじを触る程度)でまとめていきます。
オススメ度★★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
・天才
・暗号
・戦争
・数学
・史実
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の基本データ
タイトル:『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
監督:モルテン・ティルドゥム
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング
発表年:2014年
あらすじ「難攻不落の暗号に天才数学者アラン・チューリングが挑む」
ドイツ軍が世界に誇る暗号機「エニグマ」。
イギリスは「エニグマ」による暗号を解読できず、戦場で多くの犠牲者を出していた。
難攻不落の暗号に数学者「アラン・チューリング」が挑む。
感想・評価
キャラクター★★★★★
主人公「アラン・チューリング」はもちろん、それぞれのキャラクターが自然と確かな立ち位置を確立している。
しかし、やはり「SHERLOCK」シリーズを観ている方には馴染みがあると思うが、「ベネディクト・カンバーバッチ」の演技が非常にハマり役だった。
最後まで「アラン」という人物について堀り下げが続き、その偉業の苦悩が窺い知れる作品。
視聴後にはキャラクターの評価がすんなり決まる程、「アラン」という人物の特性がよく描かれている。
ストーリー★★★★
「アラン」の独特の心情描写を繊細に表現している点はお見事。
天才が故の孤独や苦悩。これだけの言葉にすると安っぽいが、これを濃密に表現できる人と設定は難しい。
実話をもとにした作品ではあるが、それを支えるキャストとスタッフを駆使しながらしっかりと世界観にひたれる展開が続き、最後まで目の離せないストーリーだった。
設定★★★★★
この作品は実話を元にしている映画です。
「事実は小説より奇なり」といいますが、1人の人間にこれだけのドラマがあるのだと驚く。
そしてその人間の偉業が今私たちの目の前にこれだけ並んでいることに、ある意味で恐怖を拭えない。
総評★★★★ 「天才の孤独と苦悩のドラマ」
人間ドラマを軸にすれば多くの方が観やすい作品だが、一部難しい表現(数学とか)を理解もしくはそういった思考が出来る方なら一層楽しめる作品です。
友人と観て盛り上がるという場面がない、基本的に静かな映画なので、観る場合は少し考えた方が良いかもしれません。
あとあくまで「映像作品」なので、「史実を再現」というのをストレートに取り過ぎる方は注意です。
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