映画『STAND BY ME ドラえもん』
今回は映画『STAND BY ME ドラえもん』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
（核心部分を触らない程度のネタバレを含みます）
映画『STAND BY ME ドラえもん』の基本データ
タイトル：『STAND BY ME ドラえもん』
監督：山崎貴
八木竜一
脚本：山崎貴
原作：藤子・F・不二雄
公開：2014年
出演：水田わさび
大原めぐみ
かかずゆみ
木村昴
関智一
あらすじ「『ドラえもん』との出会いと別れ」
のび太を幸せにするために未来からやってきたロボット『ドラえもん』。
ときには笑い、ときには怒り、そんなにぎやかな毎日を一緒に過ごしているうちに二人は確かな絆を深めていく。
しかしその絆を深めていくと共に、別れの時は近づいていき……。
おすすめ視聴者・読者層キーワード
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映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』
人気映画のリメイク作品。
こちらも3D映像で評価の分かれ方も結構似ています。
映画『名探偵ピカチュウ』
親子で見られる子ども向け作品。
こちらは実写化作品ですね。
ココが見どころ
「ドラえもん」のネームバリュー
長年愛されてきた「ドラえもん」というネームバリューにどうしても引っ張られる作品。
ドラえもんとの出会いと別れを描き、中でも「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」といった人気エピソードを取り込みリメイクしているため、昔の作品を見た視聴者はどうしても比較してしまいます。
単体の3D作品としてなら十分以上のスペックですが、「ドラえもん」であることが評価を分かる大きな要因になっています。
3Dにしたことはチャレンジとも取れますが、それをリスペクトと取れるかは別。
昭和・平成を生きてきた方にとっては少々受け入れづらい。
少なくとも私にはビジュアル面で違和感があり過ぎて評価し辛かった。
ストーリーは良いのだが
人気エピソードを下地にリメイクしているため、大まかなストーリーはしっかりしており見応えはあります。
とくに些細なことが世界のすべてであるような子ども心は非常に上手く表現されているので、。
ただドラえもんとのび太の二人の積み重ねの上で終盤の感動へと昇華させるので、2時間に満たない尺では少々無理がある。
これも今まで積み重ねてきた「ドラえもん」に頼ったところがあるため、何ともジレンマを感じる作品になってしまった。
個人的にはトゲを抜いてもう少し優しい作品にリメイクしても良かった気もするが、それもそれでリスペクトが足らず失敗する気がしますね。
総評★★★「『ドラえもん』という作品にどんなイメージをもっているか」
良くも悪くも今まで見てきた「ドラえもん」作品と比較してしまう。
ゆえに「ドラえもん」歴が長い人間ほど酷評してしまうかもしれない。
「ドラえもん」を知らないと終盤の感動に辿り着けないのに、今までの「ドラえもん」を知っていると一層ガッカリしてしまうかも（令和世代はおそらく大丈夫ですが）。
ストーリーや映像技術のクオリティは高いため、3Dに抵抗がなければ評価しやすいかも？
個人的には正直違和感がぬぐえないビジュアルと演出だったため、評価は★3とさせて頂きました。
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