映画『レディ・プレイヤー1』
今回は映画『レディ・プレイヤー1』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
評価★★★★★
キャラクター ★★★★
ストーリー ★★★★★
アクション ★★★★
セリフ ★★★★
作品キーワード
- アクション
- ゲーム
- SF
- 電脳世界
- 冒険
- オマージュ
映画『レディ・プレイヤー1』の基本データ
タイトル:『レディ・プレイヤー1』
原題:『Ready Player One』
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:アーネスト・クライン
ザック・ペン
出演者:タイ・シェリダン
オリヴィア・クック
ベン・メンデルソーン
T・J・ミラー
サイモン・ペッグ
マーク・ライランス
公開:2018年
上映時間:120分
制作国:アメリカ
原作:アーネスト・クライン
『ゲームウォーズ』
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あらすじ「謎を解いたものに富と栄光が与えられるゲーム『オアシス』」
荒廃した現実世界から逃げるように、人類の多くはVRゲームの世界「オアシス」に入り浸るようになっていた。ゲーム内に隠された3つの鍵を手に入れた者は巨万の富が得られるとあって、プレイヤーたちは血眼になって試練や謎解きに挑んでいく。スラムに住む「ウェイド・ワッツ」もその一人であったが、ある日偶然得たヒントをきっかけに彼のゲーム風景が加速していく。
果たして最初にゲームの謎を解くのは誰なのか。
ココが見どころ
オマージュのオンパレード
ゲームの謎を解いた者には巨万の富を与えられるという設定のもと、主人公「ウェイド」を中心としたチームが、敵の妨害をかいくぐりゴールを目指す。
「プレイヤーの死=現実の死」のいわゆる「デスゲーム」設定ではありませんが、富や財産が一部リンクしているため、人の欲や絶望がよく表れています。それに対しウェイドが「ゲーム」と「リアル」を天秤にかけながら真剣に向き合い、答えを出していく様子はしっかりと主人公然としていて好感がもてますね。
敵役は要約してしまうと「金で人海戦術をとり、敗けたり出し抜かれたりするとリアルで襲撃してくる」大企業。現実のゲーム事情に照らし合わせてみると迷惑過ぎてヤバい。
謎解きのヒントを探すゆったりとした時間が挟みながら、ハラハラするピンチを仲間と乗り越えていくことになります。テンポは決して悪くなく、必要な「寄り道」をさせられている感覚。多岐にわたるカルチャーを交えた会話で退屈を感じません。
現実世界の有名人や名作映画、新旧問わないゲームネタの数々など、さまざまな大衆文化に対するオマージュの嵐にニヤニヤしながら視聴をすることになります。『キングコ〇グ』、『ガ〇ダム』、『シャイニ〇グ』、『スーパー〇ン』、『チャッキ〇』、『メカゴ〇ラ』などオマージュネタの数は数え切れません。全部わかる方はいらっしゃるのでしょうか?
このような小ネタを探し回る寄り道も楽しみながら、ストーリーの本流である「ゲームクリア」の道筋もしっかりお楽しみ頂けます。
総評★★★★★ 「オタクの心が救われるストーリー」
オマージュネタの嵐によりお祭りのような雰囲気をまといながら、メインストーリーがぶれることなく、感動までさせられるという満足度の高い作品。
作品内でも少し追及がありますが、いわゆるオタク知識が豊富な方ほど楽しめる作品となっています。しかし、あまりにもオマージュの裾野が広いため、オマージュ作品を全く知らない人の方が少ないでしょう。一作品でも知っている作品があれば仲間です。何もわからなかった方は、これから仲間になりましょう。
オマージュネタに話が盛り上がる作品ですが、ストーリーが高品質で心に響くセリフも用意されているなど、オマージュ抜きにしても楽します。オタクの王道ストーリーといいますか、妙に救われるようなセリフが多くて、いつの間にか物語に没入してしまいました。
個人評価は文句なく★5とさせて頂きます。
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