小説原作の問題作。映画『帰ってきたヒトラー』あらすじ感想評価

帰ってきたヒトラー オススメ紹介
帰ってきたヒトラー

映画『帰ってきたヒトラー』

今回は映画『帰ってきたヒトラー』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『帰ってきたヒトラー』 の基本データ

タイトル:『帰ってきたヒトラー』
原題:『Er ist wieder da』
原作:ティムール・ヴェルメシュ
監督/脚本:デヴィッド・ヴェンド
制作:クリストフ・ムーラー
   ラース・ディートリヒ
撮影:ハンノ・レンツ
出演:オリバー・マスッチ
   ファビアン・ブッシュ
   クリストフ・マリア・ヘルプスト
   カッチャ・リーマン
公開:2016年

参考

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あらすじ「現代へタイムスリップしてきたヒトラー。市民の反応は?」

衝撃の超問題作がまさかの映画化。歴史の絶対悪「ヒトラー」が現代に蘇った。
モノマネ芸人として誤解された「ヒトラー」はテレビを通して、その独特過ぎるキャラクターで大スターにのしあがる。それでも彼の歩みは止まることは無く……。

ココが見どころ

ブラックジョークと問題提起

タイトル通り「ヒトラー」という人物についてフォーカスした作品。
「ヒトラーが現代にタイムスリップしてきたら」というIFのストーリーですが、「ヒトラーならやりかねない」と匂わせる説得力とコメディによる笑いを上手くミックスしています。

画面の大部分はインタビュアーの「ヒトラー」を通して、ドイツ市民の反応や政治意見を集めるというもの。積極的にタブーへ切り込んでいく姿は不謹慎と映るも、どこか心に痛快なインパクトを残す。ドイツの現状を憂う「ヒトラー」の姿は視聴者にどう映るのでしょうか。不謹慎すぎるブラックジョークの数々に、視聴者にもたらされるのは笑いか。はたまた凄まじい怒りか。
ただドイツの政治に関する姿勢は、賛否に関わらずシンプルに良かったと思います。ドイツの現状について個人が真剣に向き合っている姿は、ある意味「ヒトラー」より印象的。否が応でも視聴者の現実と比較してしまいます。日本は政治に関して、個人でもっと意見交換しても良いと感じました。アクの強さに目がいきがちですが、本質としてはこんな風に視聴者へ思考をうながす面が強いですね。

総評★★★★ 「最後まで目が離せない問題作」

タイトルで想像したものよりも何歩も踏み込んだ問題作。


個人的には決して好みの作風ではない。
しかし、ところどころチープに見える描写でありながら必要なものをテンポ良く詰め込まれているせいで、視聴を止めることが出来ませんでした。振り返ってみるとストーリーの複線もしっかりと張られており、一瞬強引に思える展開にも説得力があったことに気づく。好みではない作風を、作品のクオリティで強引に見せられたことが非常に悔しかった。
良くも悪くも現実の政治について考えさせられるインパクトの大きい映画ですね。個人評価は★4と致します。

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