マンガ原作の映画『映像研には手を出すな!』はつまらない?評価とあらすじ

映画_映像研には手を出すな オススメ紹介
映画_映像研には手を出すな

映画『映像研には手を出すな!』

今回はマンガ原作の実写化映画『映像研には手を出すな!』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

※原作マンガ未読による評価です(本作→アニメの順で視聴しています)。

評価★★★★
 キャラクター  ★★★★
 ストーリー   ★★★
 設定      ★★★★

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • 実写化
  • マンガ原作
  • クリエイター

『映像研には手を出すな!』の基本データ

タイトル:『映像研には手を出すな!』
監督:英勉
原作:大童澄瞳
脚本:英勉
   高野水登
出演:齋藤飛鳥
   山下美月
   梅澤美波
   小西桜子
   グレイス・エマ
   福本莉子
   鈴之助
   出合正幸
   松本若菜
   山中聡
制作国:日本
上映時間:113分
公開:2020年

原作:『映像研には手を出すな!』大童澄瞳

関連オススメタイトル

クリエイター視点の作品。実写化映画は観なくてよい。

こちらもクリエイター視点の作品。ライトノベルでアニメ化もされています。

あらすじ「止められない、止まらない。作品作りへの情熱」

臆病だけど好奇心旺盛でアニメ制作に情熱を燃やす「浅草みどり」。交渉から企画まで、チームのコントロールを担うプロデューサー的ポジション「金森さやか」。カリスマ読者モデルだけど実はアニメーター志望の「水崎ツバメ」。
何の因果か個性豊かな三人があつまりチームを結成。「最強の世界」をアニメで作り上げるべく、生徒会の圧力に負けず「映像研」は作品作りに没頭していく。

ココが見どころ

クリエイターの苦労と面倒くささ

1つの作品に関わるクリエイターの苦労を感じさせる作品。エンターテインメント作品なので制作風景はかなりマイルド、かつコメディに表現されていますが現実の辛さも匂わせてきます。創作物に対する止まらないイマジネーションは間違いなくこの作品で一番「ワクワク」するポイント。その完成図に追い付くまでの苦労が半端ではなく、

また「クリエイター」が主体の作品でありながら、その周囲にも気を配っています。クリエイターと対照的な人物も配置されており、周囲の勢いに流されず「クリエイターめんどくせぇ」と言ってくれる。この温度差が笑えもするし、現実主義者「金森」をはじめ感情移入しやすく、オススメできる視聴者層がグッと広がります。

総評★★★★「視覚化されたクリエイターのワクワク感」

現代日本と近しい世界観にぶっとんだ学園ルールを敷く作品は多く、「強い権利をもつ生徒会vsお騒がせ部活動」という構図もお馴染みの光景。その中で存在感を示すには演出の力がどうしても必要になります。この作品ではクリエイター視点の「ワクワク」感を見事な技術でしっかりと答えてくれました。設定&ストーリーは良くも悪くも王道。予想の範疇におさまる程度の展開で、評価の鍵となるのはやはり「演出」によるワクワク感につきます。
地味な風景もあるはずなのに不思議と退屈は感じず、よほど厳しい目で観なければ低評価になることはないでしょう。

ただ基本設定は同じものの、アニメなど他の媒体とはセールスポイントの掘り下げ方がまったく違うため、原作ファンの反応は変わるかもしれません。本作は「ワクワク感を要所に配置し、ストーリーを展開」しているのに対し、アニメは「ワクワク感を中心にストーリーを展開」という似ているようでかなり異なる作りになっています。

私は映画の次にアニメを視聴しましたが、順番が逆だったら評価は変わったかもしれません。

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