映画『オーシャンズ13』
今回はクライムアクション映画『オーシャンズ13』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)
評価★★★★★
キャラクター ★★★★
ストーリー ★★★★★
アクション ★★★★
粋な演出 ★★★★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
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映画『オーシャンズ13』の基本データ
タイトル:『オーシャンズ13』
原題:『Ocean’s Thirteen』
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:ブライアン・コッペルマン
デビッド・レビーン
製作総指揮:スーザン・イーキンス
グレゴリー・ジェイコブズ
フレデリック・W・ブロスト
ブルース・バーマン
ジョージ・クルーニー
スティーブン・ソダーバーグ
製作:ジェリー・ワイントローブ
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:デビッド・ホームズ
美術:フィリップ・メッシーナ
出演:ジョージ・クルーニー
ブラッド・ピット
マット・デイモン
アンディ・ガルシア
ドン・チードル
バーニー・マック
エレン・バーキン
アル・パチーノ
ケイシー・アフレック
スコット・カーン
エディ・ジェイミソン
シャオボー・クィン
カール・ライナー
エリオット・グールド
バンサン・カッセル
エディ・イザード
ジュリアン・サンズ
上映時間:122分
制作国:アメリカ
公開:2007年
前作『オーシャンズ12』
参考記事
関連オススメタイトル
有名スパイアクション映画。初期映画作品は1996年に公開されたロングタイトルで、スタイリッシュな潜入ミッションが爽快。
こちらも有名なアクション作品。初期3作品は読み味が違いますが、4作目にあたるこの作品からチームミッションがメインになっていきます。
あらすじ「今回挑むのは超高度セキュリティ・システム『グレコ』」
大規模な犯罪をこなしてきたオーシャンら11人のスペシャリストたち。メンバーで一員である資産家「ルーベン」はホテル王「ウィリー・バンク」に投資を行っていたのだが、突然の裏切りにより経営から追い出され、そのショックにより心筋梗塞を起こしてしまう。一命を取り止めたルーベンであったが、オーシャンら仲間たちはバンクの仕打ちが許せず、彼を破滅させる計画を企てる。ターゲットとなるのは豪華カジノを擁した巨大ホテル。しかしカジノは超高度セキュリティ・システム「グレコ」で守られており、ホテルは難攻不落の要塞と化していた。
ココが見どころ
迷わせないストーリー。計画を彩るカッコ良過ぎる演出
冒頭で目的をハッキリさせ、復讐する前に一度償いのチャンスを与えるところは視聴者への配慮を感じます。「復讐とはいえやり過ぎ?」といった視聴者の違和感をしっかりフォロー。敵役の理不尽な価値観を見せることでスムーズに感情移入でき、ストーリーの終着点も明確になっていました。
今回の相手は難攻不落のAIを搭載したセキュリティシステム。この最新の「デジタル」に、「アナログ」と揶揄されたオーシャンらがどう挑んでいくのか。ストーリーの肝となるこの計画が、準備・実行の両方を含めて最高に爽快でした。
ストーリーの展開を明示しつつ、予想できるエンディングにどうやってたどり着くか。その過程を楽しむような作風は前作『オーシャンズ12』よりも、『オーシャンズ11』に近いです。些細な行動をカッコイイと思わせる巧みな演出で、最後の最後まで楽しませてくれる作品でした。
総評★★★★★「演出が『粋』過ぎるクライムアクション」
前作『オーシャンズ12』より視聴者に寄り添った作りとなったシリーズ第3弾。最初から最後まで「盗み」の楽しみが詰まっており、「クライムアクション」作品としての満足度は高いです。主要メンバーではない「ブルーザー」が皆勤賞なところも少し笑えますね。随所に日本文化が散りばめられているところもクスリとさせられます。蔑ろにされて少し可哀想になるキャラクターがいても、それを上塗りするほどのウィットに富んだサプライズ演出によって上塗りしてくれるので、観た後の後味がすごく良かったです。ラストも含めて最高でした。
「犯罪」がテーマとしてある以上本来はオススメしづらいのですが、エンターテインメント作品として文句なくオススメできる作品でした。
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