「必ず来る幸福」。「リュウキンカ」の名前の由来と花言葉

リュウキンカ

今回の花言葉は「必ず来る幸福」、「」。リュウキンカです。

「必ず来る幸福」という花言葉も納得の可愛らしく、輝かしい見た目をしている花ですね。

基本データ

リュウキンカ

学名

Caltha palustris

和名

「立金花」、「流金花」

英名

Kingcup

科名

キンポウゲ科

属名

リュウキンカ属

開花時期

5~7月

花言葉

「必ず来る幸福」、「富」、「贅沢」など

花色

黄色

「リュウキンカ」の名前の由来は、「花の形」と「群生地」

「リュウキンカ」は「立金花」と「流金花」の2通りの漢字で書くことが出来ます。

立金花」は『花部分が立っており、黄金の花を咲かせること』に由来します。
流金花」は『水の流れに沿って群生し、黄金に輝く姿』から名づけられました。

どちらも輝かしい見た目に着目して付けられた名前ですね。
花言葉の「富」「贅沢」の由来も、この見た目に由来しています。


ちなみに学名「Caltha palustris」はラテン語での名称で、「Caltha」は「強い香りのする黄色い花」、「palustris」は「沼地を好む」という意味を持ちます。

「必ず来る幸福」の由来は、「春にまた会えるから」

リュウキンカ」は冬を過ぎ、だんだんと暖かくなる時期に花を咲かせます。

その「冬の厳しい寒さに耐えて、元気に春の到来を告げる」その姿に、「必ず来る幸福」という花言葉を重ねたと云われています。確かに可愛らしい見た目も相まって、元気づけられますね。

花弁がない花

「リュウキンカ」には花弁がありません
花弁に見える部分は「がく」にあたります。「アネモネ」と一緒ですね。

通常の「リュウキンカ」のがくは5枚ですが、6枚や7枚のものもあります。

がくの中心部分は、多くの雄しべと最大12個の雌しべで構成されています。

山菜として食べられる

「リュウキンカ」の若芽は東北地方や北海道で山菜として食されています。

先に説明した「流金花」の 『水の流れに沿って群生し、黄金に輝く姿』 という由来通り、群生地は水辺や湿地などです。

春の山菜としては「フキノトウ」が有名ですが、リュウキンカの方が少し早い時期に楽しまれます。多くの山菜と同様に、アクが強く味は苦みが強いようです。

とても美味で好んで食べる方も多いようですが、食べ過ぎると下痢などの症状を引き起こしてしまいます。興味を持たれた方はくれぐれもご注意してください。

似た名前の花たち

似た名前に「ヒメリュウキンカエゾノリュウキンカという花があります。

ヒメリュウキンカ

ヒメリュウキンカ」は同じキンポウゲ科の植物ですが、属名が異なります。

  • ヒメリュウキンカ:「キンポウゲ属
  • リュウキンカ  :「リュウキンカ属


生息場所などは似ていますが、まったく違う種類の植物です。

エゾノリュウキンカ

エゾノリュウキンカ」は「リュウキンカ」と同様に山菜として好まれています。
エゾノリュウキンカの方が葉脈が太く、葉の方が大きいようです。

エゾノリュウキンカの別名は「谷地蕗(ヤチブキ)」。
葉の見た目が「フキ」に似ていることが由来となっています。

コメント