割と知らない将棋知識。「歩兵」は「ふひょう」。駒の由来など

ちょっとしたネタ

ここ数年で話題が増えてきた将棋の話題。

私も小学生の頃、地本では負けなしで少し天狗になっていました。

しかし高校に入ると周囲に指す人が居らず、そのまま井の中の蛙で辞めてしまいました。

まぁ定石もあまり知らなかったので、腕のほどは知れているんですが。

今では詰将棋をたまにする程度の初級者です。


そんな私が最近将棋について調べていると、割と初耳の豆知識みたいな情報を目にします。

今回はその中から

「コレ割と知らない人多いんじゃない?」

という情報をまとめてみました。

 ※将棋の歴史が古いため、いずれも「一説」としての見方です(保険)。

「王」と「玉」

王の画像

玉の起源

将棋は相手の「王将」または「玉将」を追い詰めるゲームです。

格が上(上座に座る)の人間は「王」、格が下(下座に座る)の人間は「玉」を持って対戦を行います。


もともとは「王」は存在せず、「玉」だけ。

すなわち「2枚の玉」で対戦をしていたそうです。

それが

・駒を作る職人が点を付け忘れた

・豊臣秀吉が「王の方がいい」と言って作らせた

といった理由から「王将」が作られたとか。

他には「王将」が元々2枚だったのが、「王は2人もいらない」という理由で「王」と「玉」に分けられた。

という説があります。

玉の意味

「王」は分かりますが「玉」って何?って思いますよね。

率直に言うと……玉自体の意味は調べてみても分かりませんでした。

申し訳ありません。

しかし「金」や「銀」など価値の高いものが駒として揃えられていることから、「玉」もそういった物である可能性があります(「玉」には美しい石や宝石という意味がある)。

それぞれの駒の由来

飛車の画像

それぞれの駒の由来を並べていきます。

金将、銀将、歩兵はおそらく兵の階級的な意味合いだと思われます。

飛車

馬車

角行

牛車

桂馬

桂木を積み荷にした馬

香車

香木を積み荷にした車

戦を模したゲームであるため、

それに関わるものがモデルになっています。

将棋の起源と言われる

古代インドのボードゲーム「チャトランガ」も戦争を模したゲームで、

戦争好きの王に献上されたという説が有力です。

コマの形

将棋の駒の画像

将棋の駒は五角形で特徴的な形をしていますね。

これは置く方向によって、

「視覚的に敵味方の区別がつきやすい」

という理由からこの形になったそうです。

また、昔の記録媒体である五角形の木簡を、

リサイクルして作ったからという話もあります。

「と」は「と」じゃなくて「止」

と金の画像

「歩兵」が敵陣地に進み、「成る」と「」になります。

 (一般には「ときん」と呼ばれます)。

駒の動きは「金将」と同じです。

この「と」は駒づくりの職人が手間を省くために、「金」の文字を崩したことが始まりとされています。

「金」→「と」ですね。

まぁ18枚もあるから面倒なのかもしれません。

他の説には 「歩」が「止」を二つ合わせた文字であることから、

成り駒を「止」の略字である「と」にした、というものがあります。

歩兵の正しい読み方は「ふひょう」

歩兵の画像

もしかした私だけの勘違いかも知れませんが、

将棋における「歩兵」は正式には「ふひょう」と読みます。

一般的な単語としては「ほへい」で問題ありませんが、将棋では「ふひょう」。

「歩(ふ)を垂らす」とか言いますから納得できますが、私はずっと「ふへい」と呼んでました。

キーボードも「ほへい」で変換できるんですね……。

終わりに 「最強の駒って何?」

小学生の頃「最強の駒は何?」って話題で盛り上がったことがあります。

男の子は好きですね、「最強」。

だいたいの子は「飛車」と言ってましたが、私は「歩兵」って答えてました。

歩が無いと始まりませんからね、将棋は。

「金底の歩」の格言が好きだったからかもしれません。

ちなみに一番好きな駒は「角行」でした。奇襲が好きだった。

プロ棋士の方の好きな駒はたまに耳にしますが、最強ってどれになるんでしょうか?

やっぱり「歩」?

それとも「飛車」?

気になります。

今回はこれまで。ではでは。

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