アニメ『IDOLY PRIDE アイドリープライド』あらすじ感想評価

アニメ

今回はアニメ『IDOLY PRIDE アイドリープライド』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
一部ネタバレを含みます

『IDOLY PRIDE アイドリープライド』の基本データ

タイトル:『IDOLY PRIDE アイドリープライド』
原案:水澄佳希
   安達薫
   花田十輝
原作:Project IDOLY PRIDE

あらすじ「それぞれの想いを胸に、トップアイドルへ!!!」

デビューから人気を集め、アイドルへの頂点へと駆け上がっていた「長瀬麻奈」
麻奈の勢いは衰えることを知らず、アイドルたちが実力を競うVENUSプログラムでも連勝を記録。
とうとう決勝進出を決めるが、会場へ向かう途中の彼女の身に……。

それから三年の月日が流れ、とあるオーディション会場で二人の少女が出会う。
麻奈の妹「長瀬琴乃」
麻奈と同じ声を持つ少女「川咲さくら」
少女たちはそれぞれの想いを胸に、トップアイドルを目指していく。

オススメ視聴者層

  • 「アイドルアニメ」好き
  • 「美少女アニメ」好き



勝手に関連オススメタイトル

アニメ「アイドルマスター」

現在も関連作品が展開されている、アイドルアニメのビッグタイトル。
最近のアイドルアニメよりこちらのドラマ性に近いか。

アニメ「ラブライブ」

最近(?)のアイドルアニメから。

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」

アイドルまったく関係ないが、一部設定から。

ココが見どころ

伝説のアイドルから始まるドラマ性

伝説的アイドル「長瀬麻奈」の悲劇から始まる物語。
ドラマ性が強く、本筋のアイドル活動と並ぶ大きな軸として最後まで目が離せない要素です。

悲劇とはいったものの劇中の雰囲気は明るい場面が多く、緩急を上手く利用してテンポ良く視聴できます。この辺りは麻奈の明るく魅力的な性格も一因かもしれません。

最後まで「麻奈」のドラマが気になりつつも、アイドル活動も目が離せないという、ほど良いバランスを保ってくれました。

アイドルの裏舞台

主軸のアイドル活動をしていくメンバーは合計十人。過去などの背景を深く掘り下げるのは一部のメインキャラのみ。
ユニットメンバーでも尺的に深く掘り下げるまでには至らず、表面的な魅力が先行します。
ただ日常的な振る舞いから十分個性が伝わってくるため、物足りないという印象はナシ。
メインを丁寧に扱いながら、他のキャラも大切にしていたと感じました。

ライバルキャラも魅力的でライブシーンでもよく動き回ってくれるため、こちらのファンになる方も多いかもしれません。

アイドルとして大事なライブシーン

アイドルものらしくライブシーンは綺麗によく動く。
クオリティは安定しており、目立った不満点はありません。

ただドラマ演出としての役割も大きいため、単純なパフォーマンスとはまた違った印象を受けます(アイマスの千早のライブみたいな)。
ファンに対する姿勢について言及する描写は薄く(麻奈は少しありましたが)、あくまで彼女たちの思いのたけをぶつけるといった印象が強かったです。

感動を呼び込むプラス要素ではありますが、視聴者の嗜好によっては感じ方が変わるかも?

総評★★★★「『伝説』と『現在』二軸のアイドルで走り切った良作」

これだけの人数を扱いながらよく12話に詰め込んだなと感心しました。
アイドルの裏舞台を映し、それぞれの事情や心情を細かに表現したアイドルアニメです。

ユニットメンバーではない「麻奈」が重要なファクターとして在り続けたのも新鮮。
ストーリーは広く共感しやすく、絵を含め全体的に丁寧に作られた、オススメしやすいアイドルアニメでした。

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