アニメ『ロボットガールズZ』
今回はアニメ『ロボットガールズZ』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『 ロボットガールズZ 』の基本データ
タイトル:『ロボットガールズZ』
原作:永井豪
監督:博史池畠
脚本・シリーズ構成:兵頭一歩
キャラクターデザイン:川上哲也
出演:本多真梨子
水瀬いのり
荒浪和沙
公開:2014年
話数:全9話
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あらすじ「ロボット美少女たちは街の平和を守るのか?」
平和な日々を過ごす練馬区に怪しい影が近づいていた。
「安くてキレイな新エネルギー『光子力』」の普及活動をしていたある3人の美少女たちは、その不穏な影を察知し、猛然と立ち向かう。
今日も「ロボットガール」たちの不必要なまでの破壊行動が練馬の街を襲うのだった。
おすすめ視聴者・読者層キーワード
- ロボット
- 擬人化
- 美少女
- ギャグ
- パロティ
ココが見どころ
人気ロボットアニメの美少女化
『マジンガー』シリーズをはじめとしたロボットアニメを現代らしくアレンジした作品。
原作ロボット要素はほどほどに、短時間の美処女コメディ作品として仕上がっている。
1話10分以内の尺にスッキリ収められているおり、クオリティは全体的に安定していると思います。
『マジンガー』を始めとした原作ロボットアニメは基本的に「正義(人間)の味方」として描写されているのに対し、本作はギャグテイストで主人公たちが街を破壊するなど日常茶飯事。
敵組織よりヒロインたちによる街の被害が大きく、モブキャラに非常に厳しい世界観である。
正義の味方の立ち位置が『ダイミダラー』や『鷹の爪』に寄っているといった方が分かりやすいか。
お色気要素もそこそこ盛り込んでおり原作とは別の楽しみ方を求められるが、最初の10分を見れば方向性も掴みやすいため、気になるなら少し覗いてみるといいかもしれない。
原作要素をほどほどにロボット美少女たち
- 『マジンガーZ』の「Zちゃん」
- 『グレートマジンガー』の「グレちゃん」
- 『グレンダイザ―』の「グレンダさん」
といった『マジンガー』シリーズの三人娘「ロボットガールズ チームZ」を中心に物語が展開される。
「少し熱血な主人公気質」「テンション低めな皮肉屋」「おっとり腹黒お色気担当」など、原作ロボットには(当然ながら)無い性格で、テンポの良いかけ合いが繰り広げられる。
「ロケットパンチ」といった武装は原作通りなので、コミカルな作風が受け入れられるならリスペクト作品として十分通用する。
他にも『ゲーターロボ』や『鋼鉄ジーグ』といった有名ロボットの他に、「リョウマ(流竜馬)」「ハヤト(神隼人)」「ムサシ(巴武蔵)」といったパイロットも登場するところもワクワク感を煽られた。
総評★★★「原作を知らなくてもスッキリ楽しめるパロディ作品」
短い尺でも十分楽しめた作品。
リメイクではなく、原作要素を取り込んだまったく別方向へのアプローチになっているので、原作ロボットを知っている人でも抵抗感はあまりないのではないでしょうか。
(多過ぎる美少女アニメ自体に辟易しているのなら話は別ですが)
ロボットの美少女化アニメであるため、視聴者に媚びている印象はあります。
それでも原作要素をそこそこに取り入れたテンポの良い展開で、最後まで気持ちよく観られました。
個人的には「積極的にオススメというわけではないけど、暇な時に観ればそこそこ楽しめるかも」といった印象。
硬派なロボットファンには厳しいですが、アニメの美少女化・萌え化は最近の需要には合っているのかも知れません。
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