「あなただけを見つめる」。神の三角関係から生まれた「向日葵」

今回のお花は「向日葵」。今日の花言葉は「あなただけを見つめる」です。

太陽のようなその姿から人気が高く、向日葵畑にいってみると壮観な景色に心打たれることでしょう。

基本データ

学名

Helianthus annuus

和名

向日葵

英名

Sunflower

科名

キク科

属名

ヒマワリ属

開花時期

7~9月

花言葉

「あなただけを見つめる」「憧れ」「情熱」など

向日葵(ヒマワリ)の名前は「太陽に向かって顔を動かすから」

向日葵畑

向日葵の名前の由来はご存知の方が多くいらっしゃると思います。太陽に向かって顔を動かす「日廻り」という言葉から転じて名づけられました。

それに「太陽に向かって成長する」いう意味の「葵」がつき、「向日葵」へと変化しました。

学名の「Helianthus」は「太陽の花」という意味をもち、「Sunflower」という英名も含めすべて「太陽」という言葉を由来にしています。

「あなただけを見つめる」はギリシア神話の「三角関係」エピソードから

花言葉の「あなただけを見つめる」は花名の由来と同様に「太陽から顔を背けない姿」が由来とされています。しかし、ギリシア神話の「三角関係」のエピソードも一説として語られています。

  1. 太陽の神「アポロン」という女癖の悪い神がいた。
  2. 「アポロン」は水の精「クリュティエ」と恋仲だった。
  3. 「アポロン」は絶世の美女「エウコトレ」に見るなり心変わりし、口説き始める。
  4. そのような光景を見た「クリュティエ」は悲しみを抱えたままアポロンを待ち続ける。
  5. やがて「クリュティエ」は大地へと根付く花に姿を変え、「ヒマワリ」と呼ばれるようになる。

このエピソードだとまだマイルドですが、「クリュティエ」が「エウコトレ」の父親に告げ口をした結果、三角関係がさらに泥沼化する話も残されています。

「アポロン」の女癖の悪さが目立ちますが、「アポロン」の父親がかの有名な「ゼウス」と聞くと妙に納得してしまいます。

大きさによって花言葉も異なる

向日葵の花は大きさによっても花言葉が変わります

  • 大輪の花:「偽りの愛」「偽金持ち」
  • 小輪の花:「高貴」「愛慕」

といった具合です。大輪の花言葉がネガティブな意味をもっているのは少し意外ですね。

色によっても花言葉が分かれており

  • 白:「ほどよき恋愛」
  • オレンジ:「未来を見つめて」
  • 紫:「悲哀」

となっています。

野球選手が向日葵の種を食べる理由は「口寂しいから」?

野球のメジャーリーグで、よくヒマワリの「種」を食べている選手がいますね。

向日葵の種はカロリーが高く、ビタミンEなどの栄養素も豊富でアスリートに適した食品といわれています。

そういった理由から食べている選手もいるかと思いますが、大半の方は「口寂しいから」という理由で食べているようです。

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