美しいフォルムの最速の魚「カジキ」。美味しいけど危ないその特徴

最近のゲームでは冷凍したものが武器として振るわれている「カジキ」。

現実で武器として扱われることはありませんが（冷凍すればたいていの物は武器になりますし）、種類によってはサメにも致命傷を与えるほどに攻撃力の高い魚です。

剣状の顎部分「吻（ふん）」が何より特徴的で、カジキの一種である「メカジキ」はその鋭利な形状から「Swordfish」という英名で呼ばれています。

「カジキ」の基本データ

「カジキ」類は世界で最も速く泳ぐ魚として、ギネスブックに登録されています。

特に「バショウカジキ」の速度が凄まじく、餌を追跡したり敵から逃げる際に真価を発揮します。

最高速度は109km/hとも言われており、「地上を走るチーター」と大体同じスピードでしょうか。

一説では「マグロの方が速い」とも言われていますが、どちらにせよ凄まじいスピードです。

よく「カジキマグロ」という言葉を耳にしますが、そういった種類の魚は存在しません。

「カジキ」の肉質が非常に「マグロ」と似ていることから、「カジキマグロ」と呼ばれるようになったようです。

「カジキ」と「マグロ」に似ている点があるのも事実で、

などの共通点があります。

ただ「カジキマグロ」と呼ぶ人が多いのも事実なため、

特に「メカジキ（Swordfish）」は獰猛な性格をしており、サメに致命傷を与えるほか、漁を行っていた男性を刺突する悲しい事故も起きています。

「カジキ」に限った話ではありませんが、お食事の際は漁師や生産者の方に感謝して頂きましょう。