3月に書いた「オススメマンガ」記事のまとめです。
取り上げた3作品の特徴はそれぞれ「ヒーロー」「モンスター主人公」「異世界ギャグ」。
毛並みは全然違いますが、どれも気軽に読める「アタリ」の3月でした。
3月のオススメマンガ記事まとめ
マンガ『ULTRAMAN』★★★★
基本データ
タイトル:『ULTRAMAN』
作者: 清水栄一
下口智裕
出版社:小学館クリエイティブ
発行年:2012年~
あらすじ「『ウルトラマン』再始動」
異星人の脅威から人々を守る「ウルトラマン」が地球から姿を消して数十年。
表面上は平和を保っていた地球に、再び脅威の影が忍び寄っていた。
ひそかに「ウルトラマン」因子を受け継いでいた「早田進次郎」にも、魔の手が迫る……。
評価★★★★「『ウルトラマン』ファンにオススメしたい作品」
「ウルトラマン」ファンである方なら間違いなく楽しめる作品。
「ウルトラマン」という存在にどんな思いが込められているかが色濃く描かれていて、単純なおもしろさと一緒に懐かしさも味わえます。
怪獣や異星人がカッコよく描かれている点もGOOD。
マンガ『Re:Monster』★★★★
基本データ
マンガタイトル:「Re:Monster」
原作:金斬児狐
作画:小早川ハルヨシ
「アルファポリス-電網浮遊都市-」掲載
タイトル: 「Re:Monster――怪物転生鬼――」
著者:金斬児狐
イラスト:ヤマーダ
装丁・本文イラスト:NAJI柳田(暗黒大陸編より)
「小説家になろう」掲載
タイトル: 「Re:Monster――刺殺から始まる怪物転生記――」
著者:金斬児狐
あらすじ「食べて、強くなって、食べる。『弱肉強食』ゴブリン転生」
前世である女性に刺殺されてしまった主人公は、ゴブリンとして異世界へ転生。
最初は戸惑いつつも前世から所有していたESP能力『吸喰能力(アブソープション)』によりどんどん進化していき、弱肉強食の世界を生き抜いていく。
こうして「ゴブ郎」の新しいじんせ……ゴブ生が始まった。
感想評価★★★★「序盤はおもしろいが、長く読むには人を選ぶ」
最初のスキル取得からどんどん強くなっていく流れが気持ちいい。
この辺りの爽快感は近年のライトノベル感が強いです。
最初の数巻はワクワクする展開の連続で、評価は素直に★4以上。
ただ話が進んでいくと「主人公が強くなりすぎ」「同じような展開を見た気がする」といった空気が濃くなってきます。このようなマンネリ化が少々気になります。
出だしの数巻は気にせず読めますが、飽きがこないような工夫を凝らすのが遅れしまった印象。
とはいえ根強いファン(私や友人とか)も多いため、マンネリ化というのも「個人の感想」に留まります。ゲーム化もしてますしね。
マンガ『陰の実力者になりたくて!』★★★★
基本データ
原作:逢沢 大介
マンガ:坂野 杏梨
キャラクター原案:東西
出版社:KADOKAWA
発行年:2019年~
原作小説
「小説家になろう」サイト掲載
単行本書籍化
出版社:KADOKAWA
発行年:2018年~
あらすじ「我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……」
主人公でもラスボスでもない。
物語の陰から暗躍することを夢見る少年「シド」。
「陰の実力者」になるため、鍛錬の毎日を送っていたシドだったが、魔力修行の途中で不運(?)にも事故に遭ってしまう。
再び目覚めた異世界でも彼は「陰の実力者」になるために努力を続け……。
感想評価★★★★「『勘違い』系の異世界転生コメディ」
「異世界転生ファンタジー」と「コメディ」を混ぜ合わせた作品。
頭がぶっ飛んでいる主人公の行動を頭空っぽにして観て頂きたい。
作画も話の内容とマッチしているので、異世界転生に抵抗がなく笑いたい方にはぜひオススメしたいですね。
今月のイチオシは『Re:Monster』
『ULTRAMAN』の葛藤と決意。
『Re:Monster』の弱肉強食の生き様。
『陰の実力者になりたくて!』の独特な笑い。
3作品とも非常に優秀ですが、今回のイチオシは『Re:Monster』に決定。
作風的にアニメ化は厳しいですが、小説・マンガともに非常に楽しめるので、興味ある方はぜひ読んでほしい作品です。
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