『アンダーワールド 新種襲来』と『アンダーワールド』シリーズは別物?
『アンダーワールド 新種襲来』と、
アクション映画シリーズ『アンダーワールド』は
全く別物なので注意してね!!
という趣旨の記事です。
もう結論書いてしまっていますが、残りはざっくりした比較を載せています。勘違いから『アンダーワールド 新種襲来』を観る方が減れば何よりです。
各作品の基本情報
アンダーワールド 新種襲来
ジャンル:スリラー、ミステリー?
原題:『Broil』
監督・脚本:エドワード・ドレイク
出演:ジョナサン・リプニッキ
ティモシー・V・マーフィ
ロックリン・マンロー
制作国:アメリカ
上映時間:90分
公開:2019年
『アンダーワールド』シリーズ1作
ジャンル:アクション
原題:『UNDERWORLD』
原作:ケビン・グレビオー
監督:レン・ワイズマン
脚本:ダニー・マクブライド
出演:ケイト・ベッキンセール
スコット・スピードマン
マイケル・シーン
制作国:アメリカ
上映時間:121分
公開:2003年
原題を比較するとまったく違う
2003年から始まった『アンダーワールド』シリーズの各タイトルと比較して見ましょう。
『アンダーワールド 新種襲来』(原題:『Broil』)
『アンダーワールド』シリーズ
1.アンダーワールド(原題:『Underworld』)
2.アンダーワールド:エボリューション(原題:『Underworld: Evolution』)
3.アンダーワールド ビギンズ(原題:『Underworld: Rise of the Lycans』)
4.『アンダーワールド 覚醒』(原題:『Underworld: Awakening』)
5.『アンダーワールド ブラッド・ウォーズ』(原題:『Underworld: Blood Wars』)
邦題は似ていますが原題はまったく関係がありませんね。
中身もまったく関係なし
次にキャストや内容について。『アンダーワールド』シリーズを語る上で欠かせない女戦士「セリーン」は『新種襲来』に登場しません。当然ながら演者の「ケイト・ベッキンセール」も出演しておりませんし、ゲスト出演もしておりません。ストーリーの内容や演出もかけ離れており、そもそも『アンダーワールド』シリーズで大きな特徴だったアクション要素が『新種襲来』には皆無です。
両作品の共通点といえば吸血鬼設定ですが、上辺だけの類似だけなのでホントに似ている部分がありませんでした。
クオリティもまったく違います
次にクオリティについて。
『新種襲来』の設定やミステリー要素は掘り方が雑で、正直クオリティが高いとは言えません。ヴァンパイア設定や演出に違和感が多く、とくに後半は残念ながら私には理解できる内容ではありませんでした。
何が一番悪いかというと明らかに誤解を招く「邦題」のつけ方が悪いですね。
『アンダーワールド』シリーズはダークな世界観のもと女戦士セリーンを中心としたアクションが評価され、シリーズ作品は5つあります(2023年2月現在)。1作公開は2003年で5作目は2017年公開です。これだけ長くシリーズが続いた以上、一定のクオリティは保ったといえるでしょう。
結論:まったく別物だから注意してね?
以上、改めてになりますが『アンダーワールド 新種襲来』と『アンダーワールド』シリーズはまったくの別物なのでご注意ください。
作品の好みに言及するつもりはありませんが、個人的には映画シリーズファンを騙すようなタイトルづけはホントに止めてほしいですね。皆がみんな事前情報を調べたり、B級臭をかぎ分けたりできる訳ではないので。『アンダーワールド』に限らずこういったケースはかなり多いので、長い映画シリーズを見ている方は気を付けてくださいね。
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