映画『オーシャンズ12』
今回はクライムアクション映画『オーシャンズ12』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)
評価★★★
キャラクター ★★★
ストーリー ★★★★
アクション ★★
演出 ★★
こんなキーワードが気になる方にオススメ
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『オーシャンズ12』の基本データ
タイトル:『オーシャンズ12』
原題:『Ocean’s Twelve』
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ジェリー・ワイントローブ
製作総指揮:ジョン・ハーディ
スーザン・イーキンス
ブルース・バーマン
共同製作:フレデリック・W・ブロスト
グレゴリー・ジェイコブズ
脚本:ジョージ・ノルフィ
撮影:ピーター・アンドリュース
美術:フィリップ・メッシーナ
衣装:ミレーナ・カノネロ
編集:スティーブン・ミリオン
音楽:デビッド・ホームズ
出演:ジョージ・クルーニー
ブラッド・ピット
ジュリア・ロバーツ
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
アンディ・ガルシア
マット・デイモン
バーニー・マック
バンサン・カッセル
ドン・チードル
ケイシー・アフレック
シャオボー・クィン
エリオット・グールド
スコット・カーン
カール・ライナー
エディ・ジェイミソン
制作国:アメリカ
上映時間:125分
公開:2004年
前作『オーシャンズ11』
参考記事
関連オススメタイトル
有名スパイアクション映画。初期映画作品は1996年に公開されたロングタイトルで、スタイリッシュな潜入ミッションが爽快。
こちらも有名なアクション作品。初期3作品は読み味が違いますが、4作目にあたるこの作品からチームミッションがメインになっていきます。
あらすじ「再び集まった11人のスペシャリスト。しかし今度の敵は」
ベネディクトのカジノから大金を盗み出してから数年。オーシャンをはじめ、それぞれの人生を謳歌していた犯罪のスペシャリストたちだったが、彼らの前に再びベネディクトが現れた。2週間
以内に盗んだ金(プラス利子)を返すよう迫られたオーシャンら11人は、再び無謀ともいえるミッションへと挑んでいく。
ココが見どころ
前作とは趣の違うオーシャンズ
いかにも「『オーシャンズ11』の続き」という趣で始まる本作ですが、見応えとしては前作と大きな隔たりがあります。
まず登場人物の増加。前回から続投のベネディクト。オーシャンズを追う警察組織。そしてライバルとして登場する謎の怪盗。三つ巴以上に関係が複雑化していき、視聴者の推理の幅が広がっていきます。
次に時間軸操作。前作でもトリックの種明かしに過去のシーンをはさみましたが、今回は更に増えています。かなり時間軸の前後した内容になっているため、頭の中で整理して読み進めていく必要があります。
最後に肝心の犯罪トリック。これは2つ目の内容とかぶりますが、時間軸が前後してしまうため、しっかり理解していないと爽快感はありません。トリックの種も見せ方が地味なので、前作とはまったく別の読み味。つまらないわけではなありませんが、前作のような爽快な演出を期待していると少しガッカリするかも。
総評★★★「消えてしまった前作『オーシャンズ』の長所」
決して作品として悪いわけではありませんが、残念なら前作『オーシャンズ11』で良かったと思える点が抜けてしまった『オーシャンズ12』。とくに良かった「余韻のあるカッコイイ演出」もほとんど見られません。登場人物が増えたせいか、キャラクターの深堀りもできず物足りなさを感じました。
ストーリーに大きな破たんはありませんが、それに納得できるかは別問題。裏社会の隠語を使った演出など微妙にズレた伝わらない演出が重なり、最終的な評価も伸び悩んだ結果、★3とさせて頂きました。
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