アクション映画『WILD CARD/ワイルドカード』あらすじ感想評価

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映画『WILD CARD/ワイルドカード』

今回はアクション映画『WILD CARD/ワイルドカード』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

評価★★★
 キャラクター  ★★★
 ストーリー   ★★★
 アクション   ★★★★

作品キーワード

  • アクション
  • ギャンブル
  • お金

『WILD CARD/ワイルドカード』の基本データ

タイトル:『WILD CARD/ワイルドカード』
原題:『Wild Card』
監督:サイモン・ウェスト
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
製作:スティーヴ・チャスマン
製作総指揮:ニック・マイヤー
      マーク・シャバーグ
      カシアン・エルウィズ
      ロバート・アール
      ブライアン・ピット
出演:ジェイソン・ステイサム
   マイケル・アンガラノ
   ドミニク・ガルシア=ロリド
公開:2015年
上映時間:92分

原作:ウィリアム・ゴールドマン
『Heat』

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あらすじ「ラスベガスに生きる用心棒。彼に舞い込む不穏な依頼」

特殊部隊の元兵士の「ニック・ウィルソン」は、ラスベガスの影で働く用心棒として生活していた。そんなニックのもとに元恋人「ホリー」からある依頼を頼まれる。
ある男に復讐してほしい」
ホリーの証言からさまざまな伝手を使って男を調べてみると、その人物は裏社会の大物で……。

ココが見どころ

一人の男の苦悩する姿。アクションはおまけ。

冒頭の「絡み酒をするタチの悪い客」という珍しいキャラクターを演じる「ジェイソン・ステイサム」に少し驚きましたが、最後まで観るといつも通りのカッコイイキャラとしてまとまっていました。今作でもキレのあるアクションがありますが、他作品よりはかなり控えめな印象を受けます。代わりに自分の生き方に苦悩する主人公が色濃く映され、ストーリーの印象もこちらに寄っています。

復讐劇の要素も含めストーリー全体的の内容は少し重め。賭場での派手な演出があるので雰囲気に緩急がついているので、テンポは悪くないと思います。絵に過激なシーンはありませんが、かなり痛々しい描写が用いられるので、その点はご注意ください。

総評★★★

「アクション」ジャンルを期待して視聴をはじめましたが、蓋を開けてみると一人の男の人生観を語る内容でした。アクション要素はオマケで視聴前の期待感とは少しズレていました。

オマケと書いてしまいましたが、ちゃんとキレのあるアクションは観られるのでその点はご安心ください。問題は視聴後にストーリーを飲み込めるかどうかです。

アクションを予想していた方なら視聴後には一種の爽快感を期待すると思うのですが、その点は期待した方がよいと思います。今回ジェイソン・ステイサムが演じるのは「裏社会に生きるカッコイイ仕事人」ではなく、「腕っぷしはあるが性格的な欠点も目立つ困った人間」。外見のカッコ良さよりも、人間性のような内面にフォーカスをあてた内容になっています。
裏社会で生きる主人公が巨大組織の陰謀に巻き込まれるような壮大な内容でもないので、期待の持ち方によっては評価しづらいかもしれません。

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