今回は映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)
『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』の基本データ
タイトル:『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』
監督:デヴィッド グリーン
出演:ミーガン フォックス
ウィル アーネット
ローラ リニー
公開:2016年
あらすじ「タートルズ再始動。だが今回の敵は更に凶悪に……。」
世界征服をもくろみ脱獄した極悪人「シュレッダー」。
その邪悪な野望を打ち砕こうと、再びタートルズが静かに行動を開始する。
しかし今度は強大な力をもつエイリアン「クランゲ」が登場し、事態はどんどん悪化していき……。
オススメ視聴者層
- 「軽いノリのアクション」好き
- 「ヒーロー」好き
勝手に関連オススメタイトル
映画『マン・オブ・スティール』
大迫力アクションから。
こちらも超人と人間のはざまで揺れる、主人公の葛藤が良く描かれている傑作です。
映画『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』
『マン・オブ・スティール』同様にこちらもスーパーマンが登場するが、忍者要素も兼ね備えたバットマンも主人公。
バットマン自体にハッキリした忍者要素は見られないが、「忍者修行をしていた」設定や、別作品の「ニンジャバットマン」なんていう作品も存在する。
ココが見どころ
軽快なノリがたまらない洋画らしいアクション。
序盤からタートルズの性格がしっかりつかめるし、立場に対する不満や葛藤も伝わる。
導入にエイプリルのスパイ活動を用意したのも立ち位置や能力がわかって良かった。
敵も含め、キャラクターが非常にユニーク。
その他チーム内の不和や、人間との共存といったところも語ってくれるので物語に奥行きが出ていた。
夜を主体として活動しているため暗い絵が多いのだが、その風通しの良い雰囲気から重い印象はまったく受けない。
迫力のあるアクションもありますが、どちらかというと軽いノリとスピーディーなアクションで魅せてくれたのが嬉しかった。
総評★★★★「軽いノリと動きで最後まで目が離せないアクション」
最初は忍者らしく影から動く素振りを見せるものの、結局は忍んでいない。
昨今の忍者はこんな感じですが、影に生きるなどの心構えなどは忍びらしさが垣間見えるので、下手な邦画よりも”らしい”です。
洋画アクションのビッグタイトルでは、「人間」と「超人」の間にある葛藤を表現するシーンが多いですが、今作は良識的な人間が多く登場するのでストレスはほとんどありません。
軽快なアクションシーンを含め全体的にクオリティが高く、最後まで楽しく観させられた。
減点としては「ボスの魅力」が物足りないところ。
シュレッダーやクランゲはキャラ的には良いのだが、イマイチ「強大な敵」という感じが無かった。
あと個人的に、吹き替えに芸人採用するのは止めてほしい。
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