今回の花は「ナデシコ」。花言葉は「純愛」、「無邪気」です。
「大和撫子」なんて言葉があるように日本と縁の深い花で、古い和歌集にも登場します。
基本データ
学名
Dianthus
和名
撫子(ナデシコ)
英名
Dianthus
科名
科
属名
属
開花時期
4~10月
花言葉
「純愛」、「無邪気」、「貞操」など
花色
赤、白、ピンクなど
「ナデシコ」の花名の由来は、「撫でたくなるほど愛らしい」から
「撫子(ナデシコ)」の名前は、「撫でたくなるほど愛らしい姿をしている」ことから付けらたと云われています。
確かに可愛らしい容姿ですし、花色も赤やピンク、白といった明るいものが揃っています。
英名の「ダイアンサス」は「ゼウスの花」から
英名の「Dianthus」はギリシア語で「ゼウスの花」という意味で、ギリシャの植物学者が命名したと云われています。
- 「Dios」=ゼウス、神聖な
- 「Anthos」=花
神様なので神聖なのも分かるんですが、他の花の「ゼウス」のエピソードを知っていると「純愛」の花言葉をもつ「ナデシコ」は少し違和感を感じてしまいます。
参考:「ユリ」の花の記事
花言葉「純愛」の由来は、花の容姿から
名前の由来で述べたように、可愛らしい見た目をもつ「ナデシコ」。
「純愛」や「貞操」といった花言葉は、そんな可愛らしい「ナデシコ」に美しい女性の姿を重ねてつけられました。
「万葉集」などの古い和歌集でも、「ナデシコ」の花を用いて美しい女性が表現されています。
大和撫子
「大和撫子」は「日本らしい美しい人」という意味合いで使用されますが、「カワラナデシコ」という花の別名としても使用されています。
中国から渡ってきた品種と区別するために、日本に生息していたナデシコを「ヤマトナデシコ」と呼んだことが始まりといわれています。
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