『2021年アニメ』個人的おすすめランキング10選

アニメランキング2021 アニメ
アニメランキング2021

2021年に公開されたアニメの個人的なランキング記事です。

上から四つのタイトルは非常におすすめのタイトルなので、未試聴の方はぜひご覧ください。

 1位「ウマ娘 プリティーダービー Season2」

基本データ

原作:Cygames
監督:及川啓
出演:Machico
   大西沙織
   和氣あず未
   高野麻里佳
   大橋彩香
   木村千咲
   上田瞳
   田所あずさ
   前田佳織里
   花井美春
   石見舞菜香
   近藤唯

一言あらすじ「ウマ娘が夢と誇りを胸にレースを駆ける!!!」

競走馬の名前と魂を受け継いだ少女「ウマ娘」たちが、それぞれの夢を賭けてレースを全力疾走する。原作がドラマティック過ぎるアニメ。
全話通して高いクオリティを保ちつつ、良エピソードで一気に畳み込まれました。

「美少女を眺めるだけのアニメ」となめてかかった輩は、感動の涙の海に沈んだことでしょう。

 2位『ゾンビランドサガ リベンジ』

基本データ

タイトル:『ゾンビランドサガ リベンジ』
監督:境宗久
シリーズ構成:村越繁
キャラクターデザイン:深川可純
出演:宮野 真守
   本渡 楓
   田野 アサミ
   種田 梨沙
   河瀬 茉希
   衣川 里佳
   田中 美海
   三石 琴乃

一言あらすじ『伝説のゾンビアイドル、再始動』

ゾンビとなったアイドル達がステージで大暴れする2期作品。
ゾンビアイドル」というニッチ過ぎるカテゴリなのに戦える武器に事欠かない。

  • セリフの切れ味が鋭すぎる
  • 強いご当地愛
  • 一話ごとの満足度が高い
  • ライブシーンが強い
  • よくわからないくらい笑える
  • いい大人がボロボロに泣く


短所を挙げようと思えば挙げられるのかもしれないが、そんなものぶっ壊せといわんばかりの勢いで最後まで走り切ってくれた。
先入観で見送っている方は、ぜひ一期からチャレンジしてほしいオススメ作品。

 3位『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』

基本データ

タイトル:『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』
出演:種崎敦美
   福山 潤

一言あらすじ『史上初の自律人型AI「ヴィヴィ」の100年の旅』

複雑な設定かと思いきやSF要素は比較的シンプルに感じる。
「メリハリのある動き」「ハッと息をのむ美しい絵」など、画面そのものの地力で魅せてくれた。
SFもシンプルな引き込まれる設定で、とくに一話の入り方ははやく続きを観たくなる。

最初から最後まで筋がしっかり通っており、続編がなくても「これで完結して良かった」と思えるほど綺麗に占めてくれた良作でした。

 4位『かげきしょうじょ!!』

基本データ

原作:斉木久美子
監督:米田和弘
シリーズ構成:森下直
キャラクターデザイン:岸田隆宏
出演:千本木彩花
   花守ゆみり

一言あらすじ「舞台に情熱を注ぐ少女たちの青春ストーリー

それぞれのキャラクターにスポットライトを当てたエピソードは笑いあり感動ありで、好みによってお気に入りのエピソードは変わってくるでしょう。
とくに物語後半ではキャラそれぞれの舞台にかける情熱が濃く描かれており、エピソードの良さも相まって視聴者を「ファン」にしていく。
まさしく舞台に見入る観客のごとく世界観に魅入られ、否応なしに感情移入してしまいます。ボツ個性となるキャラクターがまったくおらず、個人的に苦手だった「さらさ」も自然と馴染みました。

振り返ってみると「好き」と「応援したい」が同居するアイドルアニメに似た印象を受けた。

 5位「Dr.STONE 第2期」

基本データ

原作:稲垣理一郎
   Boichi
監督:飯野慎也
出演:小林裕介
   古川慎
   市ノ瀬加那
   沼倉愛美
   佐藤元

一言あらすじ「『科学』を武器に少年たちは『石化した世界』を生き抜く」

ワクワクが止まらない科学アニメ。中間ランキングよりワンランクUP。
教養になるのはもちろんだが、単純に観てておもしろく先の展開に胸を膨らませる展開が続く。

各キャラクターが卓越した技能をもっているが、一人だけですべてを叶える都合の良い「チートキャラ」はいない(かなりヤバい水準の能力は所持していますが)。
向き不向きがハッキリしており、キャラがあまり鼻にかからないのが個人的には高評価でした

 6位「ゆるキャン△ SEASON2」

基本データ

原作:あfろ
監督:京極義昭
出演:花守ゆみり
   東山奈央
   原紗友里
   豊崎愛生
   高橋季依
   井上麻里奈

一言あらすじ「美少女たちがゆるゆるキャンプ風景」

一言あらすじの通りの内容なのですが、本当に観てよかった。
映像がとにかく慎重に作られており、タイトル通りゆる~い雰囲気を丁寧に表現してくれた。
映像技術は詳しくないのですが、「アニメでこういう表現ができるんだな~」と単純に感心してしまうシーンも多々。3期が待ち遠しい。

 7位『うらみちお兄さん』

基本データ


原作:久世岳
監督:長山延好
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:髙橋瑞紀
           柴田裕介
出演:神谷浩史
   宮野真守
   水樹奈々

一言あらすじ「教育番組で活躍するお兄さんが心配になるアニメ」

主人公「うらみちお兄さん」の闇が垣間見えるトークがいちいち面白い。人によっては笑いよりも涙がこみ上げてくるのもポイント。子ども向けの番組制作をしているはずなのに、内容を理解しやすいのは社会に疲れた大人というのも闇の深さを感じさせる。

ネガティブな出来事を豪快に笑い飛ばすようなギャグ作品ではないので、「アハハ……」と乾いた笑いを浮かべながら力を抜いて観てほしい。
社会人向けのブラックジョークで笑いを取るので、オススメできる視聴者の年齢層は少し高めか?

 8位「ワンダーエッグ・プライオリティ」

基本データ

原案・脚本:野島伸司
監督:若林信
出演:相川奏多
   楠木ともり
   斉藤朱夏
   矢野妃菜喜

一言あらすじ「未来を選ぶために、少女たちは『エッグ』を割る」

不思議な世界観に迷い込んだ四人の少女たちの青春を描いた物語。それぞれの願いを叶えるために、彼女たちが賭けたものとは。
現代の学校風景がメインなので若年層がメインターゲットになると思いきや、情緒豊かな演出で高めの年齢層でも十分通用する内容でした。
貴重な作風&高クオリティなので、評価はもっと上でもいいかもしれません。

 9位『小林さんちのメイドラゴンS』

基本データ

原作:クール教信者
監督:石原立也
シリーズ監督:武本康弘
シリーズ構成:山田由香
キャラクターデザイン:門脇未来
総作画監督:丸木宣明
出演:田村睦心
   桑原由気
   長縄まりあ
   高田憂希

一言あらすじ「 ドラゴンと人間の価値観がゆるやかに交わる日常ファンタジー 」

日常と非日常のバランスが良く、作画も安定。前作からのクオリティ劣化も見られず、序盤に感じた期待通りの結果を残してくれた。迫力のバトルシーンは力をいれていることはわかるし、日常風景ものどかな雰囲気をファンタジー要素の乗ったツッコミで気持ちよく眺めていられる。小林さんとカンナの散歩風景は大人と子ども。現世と異世界といった2軸の価値観で語られ、ぶつかり合わずに自然と馴染んでいる姿が不自然でおもしろい。

 10位『SSSS.DYNAZENON』

基本データ

原作:グリッドマン
監督:雨宮哲
出演:濱野大輝
   榎木淳弥
   若山詩音
   梅原裕一郎

一言あらすじ『悩める少年たちの前に現れたのは怪獣使いを名乗る男』

青春、というより思春期成分濃いめ
まぶしい光の部分も、暗い闇の部分も垣間見えてしまうので心が痛い。
説明不足な点が多く解釈を視聴者にゆだねている節があり、好みや解釈の仕方で評価は上下しそう。

子ども向けのバトル描写なのに、内容としては少し大人向けというのがチグハグで、その雰囲気に少し馴染みづらかった。
絵は綺麗だしアニメもよく動くので評価としては悪くないのだが、最終的には伸び悩み「もう一歩」というポジションにおさまった。

総評

上から四タイトルはかなり悩みましたが、エピソード一つ一つの見応えから
『ウマ娘 プリティーダービー Season2』
を一位とさせて頂きました。


人気作品の続編はある程度のクオリティは保証されていそうですが、『ウマ娘』は1期のレベルを遥かに超える満足度でした。その場のインパクトだけではなく、好きなシーンを思い出せる作品は強いですね。
続編作品を抜くと『Vivy』『かげきしょうじょ!!』が熾烈なデッドヒートの末に僅差で『Vivy』がトップとなります。

こうして見ると美少女アニメが多いですね。上位四つはシチュエーションの違いはあれど、ステージ上で華やかに動き回るアニメでした。私の好みなのか、そもそも美処女アニメの供給自体が多いのかわかりませんが。
ランキング外では『のんのんびより のんすとっぷ』『ゲッターロボアーク』『死神坊ちゃんと黒メイド』など好みの方向性はありますが、十分以上に楽しめる作品が多かったですね。
秋アニメはあまりランクインしていないものの、『異世界食堂2』などの優秀な作品が多い印象(『王様ランキング』辺りがその内しれっと入るかもしれませんが)。

近年ではアニメ作品が飽和している感は否めませんが、来年はクリエイターがより良い環境で、クオリティの安定した作品を作れる年になってくれることを祈っております。

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