仕事か愛か。1996年映画『ザ・エージェント』あらすじ感想評価

ザ・エージェント オススメ紹介
ザ・エージェント

映画『ザ・エージェント』

今回は映画『ザ・エージェント』を紹介。
あらすじや基本データ、個人的な見どころ、評価をまとめました(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)。

評価★★★
 キャラクター  ★★★
 ストーリー   ★★★
 恋愛      ★★★

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • 仕事
  • 恋愛

映画『ザ・エージェント』の基本データ

タイトル:『ザ・エージェント』
原題:『Jerry Maguire』
監督:キャメロン・クロウ
製作:ジェームズ・L・ブルックス
   リチャード・サカイ
   ローレンス・マーク
   キャメロン・クロウ
共同製作:ブルース・S・パスティン
     ジョン・D・スコフィールド
撮影:ヤヌス・カミンスキー
美術:スティーブン・J・ラインウィーバー
衣装:ベッツィ・ハイマン
編集:ジョー・ハッシング
音楽監修:ダニー・ブラムソン
出演:トム・クルーズ
   キューバ・グッディング・Jr
   レネー・ゼルウィガー
   ケリー・プレストン
   ジョナサン・リプニッキ
   ジェリー・オコンネル
   ジェイ・モーア
   ボニー・ハント
   レジーナ・キング
   ボー・ブリッジス
制作国:アメリカ
上映時間:138分
公開:1996年

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あらすじ「会社に提案書を提出したらクビを言い渡された……」

スポーツ選手のエージェントを務める「ジェリー・マグワイア」は、選手の年俸をつり上げる多忙な日々を送っていた。ある日お金のみを目的とした仕事のやり方に疑問をもったジェリーは、選手に寄り添った方針の提案書を会社に提出する。一部から評価されるも会社からはクビを言い渡されてしまうジェリー。提案書に共感した同僚「ドロシー」とともに新たな会社を立ち上げたジェリーは、新しい価値観を見つけていく。

ココが見どころ

男と女。仕事と家族。対照的な価値観

スポーツエージェントとして仕事一辺倒に生きる「ジェリー」と、息子の存在をはじめ家族中心の価値観を置く「ドロシー」。どちらも間違ってはいないのに交わらないお互いの気持ちがもどかしい。仕事相手の「ティドウェル」一家のあり方も対照的で、さまざまな価値観が入れ替わり視聴者を翻弄していく。ストーリーの緩急は恋愛要素に寄っているため、女性視聴者の方が受け入れやすい内容ですね。

総評★★★「仕事も恋愛も長ったらしい」

1996年公開の映画らしい空気が強く、至るところに世相がチラホラしている。独身女性集団によるネチネチとした暗い集まりや、前面に押し出してはいませんが人種問題も見え隠れ。余計な要素のせいで「仕事」と「恋愛」の二本柱に少しノイズが入ってしまった
仕事一辺倒の男性と、子どもを中心とした女性それぞれの価値観が2時間に詰め込まれている。性別問わず双方の価値観は理解できるのですが、感情移入するには生々しい上に長い。終盤の盛り上げ方も控えめで、仕事面でのカタルシスもいまいち。

トム・クルーズがかっこいいのはいつも通りですが、それに映画の内容が追いついていないというのが正直な感想。

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