主題歌が秀逸な1992年の映画『ボディガード』あらすじ感想評価

ボディガード オススメ紹介
ボディガード

映画『ボディガード』

今回は1992年の映画『ボディガード』を紹介。あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。(あらすじに触る程度のネタバレを含みます)
ジャンルは「サスペンス」と「ラブロマンス」半々といった感じ。

評価★★
 キャラクター  ★★★★
 ストーリー   ★★
 設定      ★★★★

 音楽      ★★★

こんなキーワードが気になる方にオススメ

  • サスペンス
  • 恋愛
  • 仕事人
  • ボディガード

映画『ボディガード』の基本データ

タイトル:『ボディガード』
原題:『The Bodyguard』
監督:ミック・ジャクソン
脚本:ローレンス・カスダン
製作:ローレンス・カスダン
   ジム・ウィルソン
   ケビン・コスナー
撮影:アンドリュー・ダン
美術:ジェフリー・ビークロフト
音楽:アラン・シルベストリ
編集:リチャード・A・ハリス
出演:ケビン・コスナー
   ホイットニー・ヒューストン
   ゲイリー・ケンプ
   ビル・コッブス
   ラルフ・ウェイト
   トマス・アラナ
   ミシェル・ラマー・リチャード
   マイク・スター
制作国:アメリカ
上映時間:129分
公開:1992年

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こちらもボディガードと違う職種ですが、似た職種からチョイス。SPはボディガードとは違い、武器の所持(国による)や、警察組織との連携といった特色をもちます。

観る順番は ドラマ版全11話
    → 映画「野望篇」
    → ドラマ「革命前日」全1話
    → 映画「革命篇」

あらすじ「ボディガードのプロフェッショナル。人気歌手の護衛は前途多難」

人気歌手「レイチェル・マロン」の護衛を依頼されたボディガード「フランク・ファーマー」。しかしレイチェルの身勝手な振る舞いや、あまりに杜撰な警備尾体制に辟易し「危機感のない人間を守れない」と依頼を断ろうとする。依頼人の懸命な説得によりしぶしぶ依頼を受けたフランクは、警備体制を強化、プロのボディガードとして体を張ってレイチェルを守っていく。最初は彼を煙たがっていたレイチェルも、その姿に段々と心を開いていく。

ココが見どころ

「ボディガード」の仕事人ムーブ

主人公「フランク」がまさに仕事人といった立ち振る舞いで、アクション要素は薄いものの身のこなしがカッコイイ。『ホーム・アローン』のようなコメディチックな魔改造ではなく、警備の視点からド真面目に家をリフォームするシーンもワクワクしました。
華やかな世界に生きる人気歌手と、影に徹するボディガードは対照的で人間ドラマとしての深みも十分。安全を思うが故にレイチェルの気持ちに正面から向き合えない姿は、歯がゆく感じつつも音エンしたくなります。

総評★★★★「どっしり安定感のある仕事人ラブロマンス」

スカッとした表現はなく、地に足をついた「仕事人」ドラマといった印象。タイトルの『ボディガード』がしっくりとくる硬派で充実した内容でした。恋愛色のある人間ドラマも共感できるラインをスッとなぞってくれるので感情移入は容易です。日本映画『用心棒』や刀など、随所に散りばめられた日本文化にもニヤリとしちゃいますね。
脅迫犯を探すミステリものとして見ると、ミスリードはあるものの犯人は結構バレバレ。しかしストーリーの内容的に、推理要素はあまり重要じゃないので低評価にはつながりません。

低評価に直結しそうなのは「レイチェル」の性格。序盤からかなり身勝手な振る舞いが目立ち、好感をもてる人物として成立するのに時間がかかります。後々でフォローはされていますが、人によっては納得しきれなかもしれません。アクの強いヒロインが多かった平成時代からの変化を感じますね。
主題歌をはじめ音楽が秀逸で、「オールウェイズ・ラブ・ユー」という曲名を知らない方でも聞いてみればピンとくるはず。

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