童話原作のダーク映画『ヘンゼル&グレーテル』あらすじ感想評価

ヘンゼル&グレーテル オススメ紹介
ヘンゼル&グレーテル

映画『ヘンゼル&グレーテル』

今回は映画『ヘンゼル&グレーテル』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

映画『ヘンゼル&グレーテル』の基本データ

タイトル:『ヘンゼル&グレーテル』
監督:トミー・ウィルコラ
脚本:トミー・ウィルコラ
   D・W・ハーパー
出演:ジェレミー・レナー
   ジェマ・アータートン
   ファムケ・ヤンセン
   ピーター・ストーメア
制作:アメリカ
   ドイツ
公開:2013年
上映時間:88分

原作
グリム兄弟
『ヘンゼルとグレーテル』

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  • ダーク
  • ファンタジー
  • アクション
  • 童話

あらすじ「魔女ハンター二人組『ヘンゼルとグレーテル』」

童話『ヘンゼルとグレーテル』の事件から15年。
世界には多くの恐ろしい魔女が存在し、疑心暗鬼に陥った人々は暗い空気のもと日常を過ごしていた。そのような鬱屈とした世界である二人組は数々の魔女を打ち倒し、救世主としてその名を轟かせていた。
その二人の名は「ヘンゼル」と「グレーテル」
二人は醜悪な魔女を滅ぼすべく、今日も森へと分け入っていく

ココが見どころ

ダークな世界観で際立つノリのよりアクション

幾多の魔女を打倒してきた結果、救世主とまでいわれるヘンゼルとグレーテル。
二人はさまざまな手段を講じて強大な魔女たちと死闘を繰り広げていきます。

ファンタジー世界らしく魔法がバンバン飛び交うと思いきや、基本は強靭な肉体を活かしたアクション。魔法は味付け程度のオマケといった印象です。
アンデットのような風貌の魔女が森を全力疾走したり、格闘アクションを繰り広げる姿にはクスリとさせられました。笑いをのせたやりとりが少ない分、ところどころに散りばめられたシュールなアクションで笑いを誘う手法は良く出来ていました。

時代考証やファンタジーの雰囲気を、自ら進んでぶち壊すショットガンやガトリングといった近代兵器の数々は爽快。ダークな世界観で「ノリ」を際立たせたアクションにご期待ください。

総評★★★「決め手に欠けるが、ノリの良いダークファンタジー」

少し見知っただけの人間に簡単に弱みをさらけ出すようなシーンもあり、90分ほどの短い尺の精か駆け足。泥臭さの目立つアクションが多く、そこに尺を使い過ぎている印象も受けました。

しかし短い時間ながらストーリーはよくまとまっていたし、敵側となる魔女も明確な悪役として映えており、トロールの「エドワード」の可愛さもいい味出てましたね。

強大な魔女の禍々しさや人間の醜さもしっかりと表現されていて、ダークファンタジーというジャンルの中では非常に観やすい作品だと思います。少々表現がキツイところに目を瞑れば、ライト層にオススメできるかもしれません。

評価に悩みましたが、決め手に欠け伸び悩んだ結果★3とさせて頂きました。続編が作れそうな締め方だったので、今後に期待したいですね。

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