今回の花はヒヤシンス。
花言葉は「悲しみを超えた愛」などです。
基本データ
学名
Hyacinthaceae
和名
風信子
英名
『Hyacinth』、『Common hyacinth』、『garden hyacinth』など
科名
ユリ科
属名
ヒヤシンス属
開花時期
2月~4月
花言葉
「悲しみを超えた愛」、「遊び」、「スポーツ」、「ゲーム」など
花色
赤、ピンク、白、青、紫、黄など
花名の由来
ヒヤシンス(Hyacinth)の名前はギリシャ神話に登場する美少年『ヒュアキントス』に由来します。
ヒュアキントスについての詳しい内容は後述にて。
少年の流した血が『ヒアシンス』となった
ヒアシンスはギリシア神話と関わりのある花です。
『太陽神アポロン』はある美少年『ヒュアキントス』と親しくしており、よく2人で遊んだりしていました。
ヒュアキントスもアポロンに懐いており、お互い心を許す間柄でした。
ある日2人が鉄の輪を投げて遊んでいると、地面で跳ね返った輪がヒュアキントスの額に当たってしまいます(2人の中に嫉妬した『西洋の神ゼピュロス』の仕業という話もあります)。
慌てたアポロンは彼を抱き起こし介抱しますが、血が止まらずヒュアキントスは息絶えてしまいます。
アポロンが悲しみに暮れていると、やがてヒュアキントスの血は『ヒヤシンス』の花と姿を変えました。
この彼らの様子からヒヤシンスは悲しみの象徴。花言葉の「悲しみを超えた愛」をもった花となりました。
色違いや英名の花言葉たち
ヒヤシンスの全般的な花言葉
「悲しみを超えた愛」、「遊び」、「スポーツ」、「ゲーム」、「悲しみ」、「悲哀」
英語の花言葉:「スポーツ」、「ゲーム」、「無分別」
赤
「嫉妬」
英語の花言葉:「嫉妬」、「遊び」
ピンク
「スポーツ」、「ゲーム」、「しとやかな可愛らしさ」
英語の花言葉:「遊び」
白
「ひかえめな愛らしさ」、「心静かな愛」
英語の花言葉:「ひかえめな愛らしさ」、「心静かな愛」、「あなたのために祈ります」
青
「変わらぬ愛」
英語の花言葉:「不変」、「誠実」
紫
「悲哀」、「初恋のひたむきさ」
英語の花言葉:「ごめんなさい」、「悲哀」、「許してください」
黄
「あなたとなら幸せ」、「勝負」
英語の花言葉:「嫉妬」
ギリシア神話の悲しい話が影響して、悲しみを帯びた花言葉が多いですね。「遊び」や「勝負」といった花言葉には2人の楽しかった思い出が垣間見えて良いですね。
悲しみの象徴といっても、確かな楽しさや幸せな物語をもっている良い花ですね。
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