個人的オススメ「小説タイトル」記事まとめ|2021年2月号

オススメ紹介

2月に書いた『オススメ小説』記事のまとめです。

2作とも個人的に高評価。

よっぽど気に入らないと読み返すことは滅多にないのですが、2作とも定期的に読み返す作品ですね。


2月のオススメ小説記事まとめ

『傍聞き』

基本データ

タイトル:『傍聞き』
作者:長岡弘樹
出版社:双葉社
発行年:2008年

あらすじ「4つの傑作短編ミステリ」

「救急隊員」「刑事」「消防署員」「受刑者の更生施設の施設長」。
それぞれのキャラクターならではの立場を利用したミステリ短編を収録。
読者を問答無用で納得させる短編ミステリ4編。

感想評価★★★★★

読みやすさと内容、両面で文句なく高評価。

本の薄さに反して内容が濃く、ミステリらしい終盤の爽快感も相まって、一冊で大きな満足感を得られる。

ミステリの好き嫌い、老若男女問わずオススメしたい。

『植物図鑑』

基本データ

タイトル:『植物図鑑』
作者:有川浩
出版社:角川書店
文庫:幻冬舎文庫
発行年:2009年

あらすじ「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」

仕事の飲み会の帰り、「さやか」は路上に転がる行き倒れ青年「樹」を拾う。

翌朝その自分の行いに頭を抱えるも、起き抜けに並べられた朝食に胃袋をつかまれ……。

感想評価★★★★

恋愛描写がかなり濃く描かれている(同作者の他作品と比べるとマイルドな気がしますが)ため、「恋愛小説」好きの方にはオススメしやすいです。

その辺りを受け付けるか否かで評価が分かれそうですが、植物関連の知識もおもしろく、個人的にはぜひ読んでほしい一作。

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