マンガ『陰の実力者になりたくて!』感想評価あらすじ|異世界転生コメディ

オススメ紹介

今回はマンガ『陰の実力者になりたくて!』を紹介。
あらすじ、個人的な見どころ、評価をまとめました。原作小説は既読です。
(核心部分を触らない程度のネタバレを含みます)

『陰の実力者になりたくて!』の基本データ

原作:逢沢 大介
マンガ:坂野 杏梨
キャラクター原案:東西
出版社:KADOKAWA
発行年:2019年~

原作小説

「小説家になろう」サイト掲載
単行本書籍化
 出版社:KADOKAWA
 発行年:2018年~

あらすじ「我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……」

主人公でもラスボスでもない。物語の陰から暗躍することを夢見る少年「シド」。

その「陰の実力者」になるために、努力する毎日を送っていたシドだったが、魔力修行の途中で不運(?)にも事故に遭ってしまう。

再び目覚めた異世界でも彼は「陰の実力者」になるために努力を続け……。

オススメ視聴者層

  • 「異世界転生ファンタジー」好き
  • 「コメディ」好き



勝手に関連オススメタイトル

小説orマンガ
「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」

勘違いコメディとして秀逸。こちらは「異世界転生」ではなく「やり直し」です。
似たような方向性だと「夜伽の国の月光姫」もオススメ。

小説orアニメorいろいろ
「この素晴らしい世界に祝福を!」

異世界転生ファンタジー、ギャグ作品として有名。
メディアミックスの幅も広いですね。

小説orマンガ
THE KING OF FANTASY 八神庵の異世界無双 月を見るたび思い出せ!

某格闘ゲームの人気キャラクターがまさかの異世界転生。
イロモノかと思いきや、原作ファンのハートをガッチリつかむ優秀作品。
真面目にやってるだけの行動がおもしろ過ぎる。

映画「メカニック」

「陰の実力者」を笑いではなくシリアスに振り切るとこうなるのかな。

ココが見どころ

ギャグにしか見えないシリアスが進行していく

主人公含め、キャラクターたちの行動は至って真面目。

しかし絶妙な「歯車のかみ合わせ」や「勘違い」が、行動をすべて「ギャグ」へと昇華させてしまう。

劇中の当事者たちはシリアスに物事を運んでいても、読者としての第三の視点からは笑しかなく、この温度差がすさまじい。

笑いを多く取り入れながら、ストーリーに大きな破たんを作っていないのも素晴らしいですね。

笑いたい方にオススメの「異世界転生ファンタジー」+「コメディ」作品です。

なんだかんだ「努力家な主人公」

異世界転生の人気要素として「チート能力」がありますが、主人公には先天的にもったチート能力や才能はありません。

身体能力、剣の技術、魔力の運用などほぼすべてが「努力」によって最強レベルまで引き上げられています。

ギャグ描写が強くて実感し辛いですが、この努力家な点もキャラクターの魅力を引き立てていますね。基本的に努力の方向性がオカシイですが。

ある意味、義賊的なポジション

悪の組織の行動を真っ向から潰すのではなく、コッソリ目的を阻止するなど、物語の陰から暗躍することが主目的です。

結果として人助けになったりするので、見方によっては「義賊」ですね。

ただ正義や悪を語ったりするのではなく、あくまで「暗躍」が先にきているため「義賊」と断言するには微妙なポジションです。趣味に近いですかね。

場合によっては人を斬ったりもしますが、とくにその辺りの感傷や悲壮感はありません。基本的にギャグ展開なので。

総評★★★★「『勘違い』系の異世界転生コメディ」

「異世界転生ファンタジー」と「コメディ」を混ぜ合わせた作品。

頭がぶっ飛んでいる主人公の行動を頭空っぽにして観て頂きたい。

作画も話の内容とマッチしているので、異世界転生に抵抗がなく笑いたい方にはぜひオススメしたいですね。

コメント